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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

仕事の質が劇的に上がる88の質問

2019年03月29日
会議術・ファシリテーション 0

仕事の質が劇的に上がる88の質問

満足度★★★★
付箋数:24

「会議」が良いものになるか、いまひとつな
ものになるかは、ファシリテーターの手腕に
かかっています。

ここ10年ぐらいで、「ファシリテーション」
という言葉が、ビジネスの現場で浸透して、
必須のスキルと考えられるようになりました。

ファシリテーションとは、ある事柄に関わる
人々の力を引き出し、話し合いや活動が
円滑に進むように、そのプロセスを支援・
促進すること。

こう書くと難しく感じますが、要するに
「質問」の技術をうまく使って会議をうまく
進める人です。

  「本書は、会議でありがちな問題状況を想定
  し、会議の進行役であるファシリテーターが
  使うとよい質問を集めています。
  質問は全部で88個あり、それぞれの質問と
  解説をした後で、 “質問のバリエーション” 
   “使用例”  “より良く使うために” という
  項目があります。」

本書は、会議を変えて、仕事の質を高める
ための、ファシリテーションの教科書です。

それを誰もが使える「質問」という形で
まとめています。

著者は、ファシリテーションの専門家として
活動する新岡優子さんです。

あなたは会議で、次のような困った場面に
遭遇したことはありませんか?

・やたらと話の長い人がいる
・話し出すとポイントがズレる人がいる
・発言の多い人と、少ない人の偏りがある
・完全に思考停止している人がいる
・ネガティブな発言の多い人がいる
・すぐにアイディアが出なくなる
・話がうまくまとまらない
・いつも会議時間をオーバーする

こういった状況を打破して、うまく会議を
導くのが、ファシリテーターの役目です。

このとき大切なのが「何を言うか」ではなく、
「どう言うか」の具体的なセリフです。

それを本書では、「質問」という形で、
わかりやすくまとめています。

例えば、十分な発想が出てこないときには
次のような質問を投げかけます。

  「では、ここで視点を変えてみましょう。
  何か抜けていた視点はありませんか?」

複数の視点から検討することができないと、
すぐに発想に詰まってしまいます。

そこで、ファシリテーターは、今まで
どんな着眼点で議論しているのかを明確にし、
着眼点を変えることを促します。

ファシリテーターの事前準備としては、
会議前に、議論の対象領域の様々な視点を、
自分なりにできるだけ多く列挙しておく
ことが必要です。

実際の会議では、最初はメンバーに考えて
もらい、あまり出てこなかったら、
「たとえば・・・」と自分が準備してきた
視点をヒントとして出すようにします。

また、ファシリテーターというと、
「会議で出た発言をうまく要約する人」と
思っている人がいますが、それはちょっと
違うようです。

最初から何でもファシリテーターが
話を要約してしまうと、チームの思考が
止まってしまうことがあるからです。

ファシリテーターは、自分で要約せずに、
なるべくメンバーに要約させるように
した方がいいと説明されています。

本書は、ファシリテーションの基礎知識と
心構えから始まり、対立・葛藤・混沌に
対処するような少し高度な技術まで、
非常にわかりやく説明してています。

会議の前に、サラッと目を通すだけでも、
すぐに使える、即効性のある一冊です。

この本から何を活かすか?

会議でのコンフリクト(対立、葛藤)は
悪いものか?

コンフリクトに悪いイメージを
持っている人も多いかもしれません。

しかし、コンフリクトは多様性の
現れなので、決して悪いものでは
ありません。

むしろこれをチャンスとして捉え、
コンフリクトにうまく対処できれば、
そこから新しい答えを見つけられる
かもしれません。

本書では、コンフリクトに対処する
質問例も、紹介されていました。

 「私たちは何のために話し合っていますか?」
 「今の私たちは良い議論ができていますか?」
 「この後何について話をしていきますか?」
 「私たち1人ひとりができることは何ですか?」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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