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異文化理解の問題地図 ~「で、どこから変える?」グローバル化できない職場のマネジメント


異文化理解の問題地図 ~「で、どこから変える?」グローバル化できない職場のマネジメント

満足度★★★
付箋数:23

著者の千葉祐大さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたの同僚には、何人の外国人がいますか?

「いやいや同僚に外国人なんていないよ」
という方も、多いかもしれません。

しかし、日本社会は今後、少子高齢化が
急速に進んでいきます。

そんな中で必要な労働力を確保するには、
外国人労働者に頼らざるを得なくなって
いくでしょう。

2018年12月に入管法(入出国管理及び
難民認定法)改正案が国会で成立しました。

これにより、今後、日本国内の外国人労働者が
増えていくことは間違いありません。

大相撲のように、気がついたらあの力士も
この力士も外国人、なんて状況があなたの
職場にも訪れる可能性があります。

さて、既に外国人が多くなっている職場では、
その文化的背景の違いから、次のような声が
聞こえてきます。

 ・指示したとおりにやってくれない。
 ・やたらと主張が多い。
 ・チームで仕事をしようとしない。
 ・問題があっても「大丈夫」と言う。
 ・自分が悪くても非を認めない。

いわゆる職場における外国人「あるある」
ですね。

しかし、千葉さんはこれは外国人労働者に
問題があるのではないと説明します。

  「断言します。多くのケースにおいて、
  異文化マネジメントの機能不全は、
  相手を理解しようとしない日本人
  マネージャーの側に責任があります。
  そして、日本人マネージャーしだいで
  解決できるケースが多く、やり方も
  それほど難しくはありません。」

本書は、累計21万部超の大人気シリーズ、
「問題地図」からの一冊。

当ブログでは、これまで『感情の問題地図』と
マネージャーの問題地図』の2冊を紹介して
きました。

このシリーズ、一見複雑に見える問題が、
図解されていて、その原因と解決策が
非常にわかりやすく示されていることで
好評を得ています。

千葉さんは、これまで59カ国・地域の
延べ6000人以上の外国人材への指導経験が
ある方です。

その経験から、異文化を理解して、
優秀な外国人の本来の力を引き出して、
活用する方法を説明します。

例えば、日本語が堪能な外国人労働者でも、
指示が正確に伝わらないのはなぜか?

これは、外国人本人に「なんで?」と
聞いても、その理由はわかりません。

千葉さんは、伝わらない原因は日本人の
上司側にあり、その理由を3つ挙げています。

 1. 伝わりにくい言葉を多用する
 (あいまい言葉、カタカナ言葉、専門用語)

 2. 伝わりにくい話し方をする
 (無表情、ボソボソ話す、滑舌が悪い)

 3. 言わなくてもわかると思っている

これらの度が過ぎると、日本人部下相手でも
指示が伝わらなくなりますから、文化の異なる
外国人なら、尚更気をつける必要があります。

そして、千葉さんは、部下のことを理解
しようとせず、聴き手に責任を押し付ける
コミュニケーションスタイルに根本原因が
あると指摘しています。

本書では、原因の究明にとどまらず、
具体的な解決策が数多く紹介されています。

実際に、外国人が職場に1人でもいる職場では
間違いなく、役に立つ本だと思います。

もし、外国人の問題が表面化していなくても、
本書で異文化を理解することで、日本人も
外国人もより、気持ちよく働くことができる
ようになるでしょう。

この本から何を活かすか?

 ・指示が正しく伝わらない
 ・主張だらけ
 ・チームワーク不全
 ・すぐ辞める

もし、あなたの職場で上記のような問題が
あるなら、それが「日本人」であっても、
本書の解決策は使えると思います。

試してみる価値は十分あるでしょう。

  「本書では職場の異文化理解の事象を
   “問題地図” として描き、その具体的な
  解決策をご紹介してきましたが、
  前提として申し上げておきたいのは、
  マネジメントのベースは日本人の場合と
  大きく変わらないということ。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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