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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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メモの魔力 The Magic of Memos


メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

満足度★★★★
付箋数:25

  「人に指摘されて気づいたのですが、
  僕は毎日、尋常ではない量のメモをとって
  います。おそらく、人が1週間、いや、
  1ヶ月かけてとるメモの量を、平気で1日の
  うちにとります。
  なぜここまで狂ったようにメモをとるのか。
  それにはいくつか理由がありますが、
  まず何より大切な理由が、この残酷な
  までに時間が限られている人生という旅の
  中で、 “より本質的なことに少しでも
  多くの時間を割くため” です。」

本書は、仮想ライブ空間「SHOW ROOM」を
立ち上げた起業家、前田裕二さん独自の
「メモ術」を披露する本です。

当ブログで、前田さんの本を紹介するのは、
人生の勝算』に続き、本書が2冊めです。

前田さんは、メモを人生にとっての
「魔法の杖」だと考えています。

なぜ、メモは「魔法の杖」なのか?

  「まず、メモをとると、あらゆる日常の
  出来事を片っ端からアイディアに転換
  できます。一見価値のなさそうな、
  通常の感覚では誰もがスルーしてしまう
  小さな事象でさえ、メモすることで、
  それはアイディアになる。メモの魔力は、
  日常をアイディアに変えるのです。」

前田さんは、メモの種類を大きく2つに
分類します。

1つは、情報や事実をそのまま切り取って
伝えたり、保存しておく「記録」の
ためのメモ。

もう1つは、事実を出発点として、
アイディアを生む「知的生産」のための
メモです。

前田さんが本書で解説するのは、
後者の「知的生産のためのメモ術」です。

では、どのようにして、メモから
新しいアイディアを生み出すのか?

それは、次のフレームワークを使います。

  「ファクト → 抽象化 → 転用」

具体的には、まずノートは見開きで
使います。

左から順に、「標語(幅小)」、
「ファクト(幅大)」、「抽象化(幅中)」、
「転用(幅中)」に4分割します。

最初に「ファクト」欄に、事実や情報を
そのままメモします。

次に、ファクトをグルーピングして、
1言でまとめたものを「標語」欄に書きます。

右側のページに移り、ファクトの情報を
「抽象化」したメモを書き込みます。

最後に抽象化した要素を、実際に使える
ように「転用」したアイディアにまで、
落とし込んでいきます。

前田さんのメモ術で一番肝となるのは、
「抽象化」のパート。

抽象化は、自分に3つのタイプの「問い」
を投げかけることで行います。

 「What型」、「How型」、「Why型」

ここが、本書の最も重要なノウハウで、
具体例を交えながら解説されています。 

  「この “抽象化” こそが、僕のメモ術の
  根幹です。もっと言うと、人間に与え
  られた最も重要な思考機能であり、
  最大の武器であると、確信を持って
  断言できます。」

また、本書の後半では、自己分析の方法、
メモによって夢を叶える方法についても
解説しています。

私もメモは記録よりも知的生産のために
書くことが多いですが、それがノウハウ化
されていて参考になりました。

前田さんは、「メモが人生そのもの」
とまで言い切っています。

また、終章などを読むと、前田さんが
メモ魔なのは、努力してそうなったことが
わかります。

だとすると、冒頭の「他人から指摘
されるまで尋常ではない量のメモを
取っている自分に気づかなかった」
というのは、少し違和感がありました。

あと、若干、自分に酔っている感じが
するのが、好みが分かれるところかも
しれません。

この本から何を活かすか?

前田さんは、メモすることによって増す
5つの能力があると説明しています。

 1. 知的生産が増す
 2. 情報獲得の伝導率が増す
 3. 傾聴能力が増す
 4. 構造化能力が増す
 5. 言語化能力が増す

これだけメモの効用があるので、
単に記録だけでメモを終わらせるのは、
非常にもったいないと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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