活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ


天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

満足度★★★★
付箋数:26

職場には、悩みがつきません。
何年も似たような悩みが続く職場もあります。

そういった悩みは、人間関係に絡むことが
多いはずです。

本書は、職場の人間関係に悩む人に
向けて書かれた本です。

  「 “なぜ、この本を書いたのか?” 
  と問われたら、私はこう答えます。
   “人の可能性を阻害するものに、
  憤りを感じるから” です。」

著者の北野唯我さんは、このように
執筆動機を語り、さらに続けます。

  「あなたの大切な親友が新しいことに
  チャレンジしようとしているとき、
  家族が目標に向かって頑張っているとき、
  大好きな人が新しい一歩を踏み出すとき、
  その先には目に見えない多くの苦悩や
  障害が存在しています。でも、もし、
  その挑戦を一緒に応援できる書籍が
  あったとしたら、とっても素敵なこと
  ではないでしょうか。
  そのためにこの本は生まれました。」

本書では、天才・秀才・凡人の3種類の
人に分けて、相互にどのような関係性を
持つかを、ストーリー形式で伝えます。

これは、3種類の人がいるという面と、
1人の中にも3つの要素があることの面の、
両方を表しています。

天才とは、「創造性」で評価される人。
秀才とは、「再現性」で評価される人。
凡人とは、「共感性」で評価される人。

この3者は、殺し合うことがあります。

凡人から見ると、秀才のことが天才だと
勘違いしてしまい、天才については、
理解できないから排斥します。

秀才から見ると、天才は妬みと憧れの
相反する感情を抱き、凡人に対しては、
心の中で見下しています。

天才から見ると、凡人に本当は理解して
欲しいと思っていて、秀才にはあまり
興味が持てません。

実際には、創造性も再現性も共感性も
ビジネスでは必要な要素なので、
天才・秀才・凡人が良い関係性を
築くことが、成功するためには必要です。

この3つの要素を、実際にどのように使い、
どうやって活かすのか?

それをイメージできるように、
本書ではストーリー形式を採用しています。

ストーリーに登場するキャラクターは
以下の通りです。

 上納アンナ・・・天才、悩める天才。
 神咲秀一・・・秀才。エリートスーパーマン。
 上山・・・秀才。サイレントキラー。
 横田・・・凡人。最強の実行者。
 青野トオル・・・凡人、共感の神。
 ケン・・・天才。すべてを理解する者。

ストーリーを読むと、まずは自分がどの
タイプに近いかを考えることになります。

そして、お互いに理解できない考え方の
違いが、職場がうまくいかない原因で
あることがわかります。

そして、実は、自分の中にも、
3つの要素があるこに気付かされます。

キャラクターを使うからこそ、それぞれの
特徴をデフォルメして、わかりやすく
伝えることが可能になっていますね。

本書では、私たちが、どのように自分の
中の才能を見出し、それをどう伸ばして
いけばいいかを伝えています。

物語にはグイグイと引き込まれ、
段階的に、そして身体に染み込むように、
3つの才能関係性が伝わってきます。

もともと北野さんブログで公開された
コラムで、30万超のPVを集めたそうですが、
本書と読むとそれも納得できます。

北野さんの本は、前著『転職の思考法』も
ストーリー形式で素晴らしい本でした。

本書もそれと甲乙つけがたい内容で、
2作連続アタリ本でした。

私の中では、「北野さんの本=ハズレなし」
と印象づけられた一冊です。

この本から何を活かすか?

あなたは、主語を何で語ることが多いですか?

天才・秀才・凡人は、それぞれ
使う主語も、次のように異なります。

 凡人:主語を、人メインで語る
 秀才:主語を、組織やルールなど善悪で語る
 天才:主語を、世界や真理など超越した
    何かで語る

コミュニケーションの軸が違うことが、
噛み合わない原因になっているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| コミュニケーション | 04:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3474-687b2fe7

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT