活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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読書する人だけがたどり着ける場所


読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

満足度★★★
付箋数:24

  「映画を見た感想やニュースに対する
  コメントにしても、聞く人が刺激される
  面白い話ができる人と、みんなが言っている
  ような一般的なことしか言えない人がいます。
  浅い人と深い人。
  どちらの人の話が聞きたいか、聞くまでも
  ありませんね。
  では、その浅い・深いはどこから来ている
  のでしょうか。
  それは一言で言えば、教養です。」

あなたは、教養のある人生とない人生の
どちらがいいですか?

このように問いかけると、ほとんどの人は、
「教養のある人生がいい」と答えます。

なぜなら、教養がある方が人生を楽しめるから。

  「驚くべきことに驚けるのは、実は教養が
  あるからです。知識豊富で教養豊かな人は、
  もうあまり驚くべきことがないのではないか
  と思うかもしれませんが、逆なのですね。
  知れば知るほど、心の底から驚くことが
  できるのです。
  知識がないと、何がすごいのかわからない。
  ぴんとこない、ということになります。」

では、深さや知識の源泉となっている
教養はどうすれば、身につけられるのか?

それは、もちろん「読書」です。

「必要な情報はネットから得るから、
読書なんて必要ない」と考える人もいます。

しかし、いくらネットから効率的に情報を
拾っても、それは教養にはなりません。

それは向かい合い方が、まったく違うからです。

  「ネット上の情報を読むのと、読書とは
  行為として全然違います。
  ネットで文章を読むとき、私たちは “読者” 
  ではありません。 “消費者” なのです。」

本書は、読書の大家である齋藤孝さんが、
読書の意義と効用、そして読書の仕方を
語る本です。

読書は、人の深さを作ります。

その深さとは、思考力であり、知識であり、
人格であり、人生そのものです。

読書が人生のすべてとまでは言いませんが、
読書によって人生が変わることだけは
間違いありません。

「センス」は、いくら磨こうと思って、
努力しても万人に開かれいないところが
ありますが、「知性」は万人に開かれている。

それは知的好奇心や知的な欲求は、
誰もが持っているものだからです。

その知的好奇心を刺激して、知的な欲求を
満たすために、読書に勝るものはありません。

読書の効用を語ると、「実体験の方が大事」
だと反論する人もいます。

もちろん、実際に体験することが
大事なことは、言うまでもありません。

しかし、それは読書と比べて、
優劣をつけるものではありません。

  「私は読書と体験は矛盾しないと考えて
  います。本を読むことで、 “これを体験
  してみたい” というモチベーションに
  なることはありますし、それ以上に、
  言葉にできなかった自分の体験の意味に
  気づくことができます。
  実際の体験を何十倍にも生かすことが
  できるようになるのです。」

本書は、読書の素晴らしさを実感できる
本ですが、やはり「読書本のパラドックス」
からは抜け出すことはできません。

そもそも本書を読む人は、
はじめから読書の効能を知っています。

本を読まない人に、いくら読書の有用性を
語っても、本書を手にしないので伝わらない
ということです。

これは書籍で読書の良さを語るときの、
逃れられない限界です。

よって、本書は読書好きの人にとっては、
自分の行為を肯定してくれる訳ですから、
非常に満足感の高い本だと思います。

この本から何を活かすか?

本書では、ざまざまな名著を案内しています。

ここでは齋藤さんがオススメしていた、
「思考力を高める名著10」を紹介しておきます。

  『方法序説
  『論理哲学論考
  『五輪書
  『風姿花伝
  『この人を見よ
  『君主論
  『饗宴
  『歴史とは何か
  『寝ながら学べる構造主義
  『ファスト&スロー

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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