活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

ビジネスで使えるのは「友達の友達」  「冬眠人脈」の底知れぬ力


ビジネスで使えるのは「友達の友達」 「冬眠人脈」の底知れぬ力

満足度★★★
付箋数:23

本書のタイトルとなっている、
『ビジネスで使えるのは「友達の友達」』
というのは、以前から聞くことがあります。

感覚的にも、わかる気がしますね。

なぜ、ビジネスでは強いつながりよりも、
弱いつながりの方が役に立つのでしょうか?

それは、新しい情報へのアクセス性の違い。

  「強いつながりの大部分は、1つのネットワーク
  の中で人間関係が重複している。
  緊密な集団の場合も多く、クラスタ(かたまり)
  の中で誰かが知っている情報は、ほぼ全員が
  既に知っている。
  一方、弱いつながりはクラスタと別のクラスタ
  を結ぶ橋(ブリッジ)となり、新しい情報に
  アクセスしやすくなる。」

親友がビジネスで使えないのは、緊密な関係の
人ほど、あなたと同じ情報しか持っていない
可能性が高い。

それに対して、疎遠になっていた友人や
まだあまり知らない人の方が、あなたの
知らない斬新な情報を持っていることが
多いのです。

本書は、科学的裏付けをベース とした、
ネットワーク・サイエンスの本。

著者は、オーラル・ロバーツ大学経営学部
准教授のデビッド・バーカスさん。

TEDトークでも人気のスピーカーの方です。

  「大切なのは、人と人のつながりだ。
  そして、つながっていることと同じくらい
  大切なのは、誰と、どのように、
  どこで知り合い、彼らが誰を知っているかと
  いうことだ。これらの要素はすべて、
  あなたを取り巻くネットワークによって
  ― あなたの友達の友達によって ―
  説明できる。」

本書は、つながりの強弱以外でも、
いくつか興味深いことに言及しています。

その1つは、人とつながる「場所」について。

1つのグループの中で、多くの人と
つながっているよりも、グループ間の
「橋渡し」をする立ち位置の人の方が、
業務改善の新しいアイディアを出しやすい。

これも新しい情報へのアクセスのしやすさ
という点から理解できます。

そして、もう1つはチームづくりについて。

長年力を合わせて、何度も結果を出して
きたチームよりも、一定期間だけの臨時の
チームとして集められた方が結果を
出しやすいということ。

何か新しいことを行うときに、いろいろな
部門から人を集めて、チームをつくることが
あります。

プロジェクトチームやタスクフォースを
つくる方が、科学的にも理に適っている
ということです。

本書では、多くのケーススタディを
示しながら、有効に働くネットワークの
作り方を解説します。

そして、各章の最後には「理論から実践へ」
つなげるための、ステップ・バイ・ステップの
アドバイスが書かれています。

また、SNSでネットワークを築く際の、
「オンライン練習」が掲載されているのも
特徴的です。

結構、情報量は多くて、以下の目次の
タイトルを見てもわかるように、
多くのヒントが示されいる本だと思います。

  1. 弱いつながりに強みを見つける
  2. ネットワークの全体像を見る
  3. 橋渡し役になって構造的空隙を埋める
  4. サイロを見つける
  5. ネットワークを総動員してチームを作る
  6. スーパーコネクターを目指す
  7. 「優先的選択」を活用する
  8. 「マジョリティ」という幻想を作り出す
  9. ホモフィリーに抗う
  10. ネットワーキングイベントに参加しない
    ―アクティビティを共有せよ
  11. 多重性で絆を強化する

この本から何を活かすか?

「ホモフィリー」とは同類性のことです。

私たちは、自分と似た人と関係を結びがちで、
そうした方が、居心地がいい状態が保てます。

しかし、さまざまな変動要因を伴うような
決断を下すときは、それはマイナス要因に
なります。

必要なのは、別の視点を与えてくれる
ネットワークです。

そのため、考えの近い人と緊密になることに、
意識的に逆らうことが必要なようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 05:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3456-4d3a0238

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT