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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革

満足度★★★★
付箋数:25

オトバンクの上田さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

「働き方改革」は最近、頻繁に耳にする
キーワードです。

実際に、2016年に日本政府が「働き方改革」を
標榜しはじめてから、約8割の企業が何らかの
「働き方改革」に取り組んでいます。

しかし、あるアンケート調査によると
「成功している」と回答した会社は、
わずか「12%」しかなかったそうです。

つまり、ほとんどの会社の働き方改革は、
上手くいっていないことになります。

なぜ、働き方改革はうまくいかないのか?

本書の著者、越川慎司さんが2017年に設立した、
株式会社クロスリバーは、働き方改革を支援
する会社です。

これまで支援してきた会社は500社以上。

そこで見えてきた、働き方改革を成功させる
ポイントは、実に意外なものでした。

それは「働き方改革を目指さないこと」です。

  「冷静に考えてみてください。
  働き方改革は手段であって、目的では
  ありません。(中略)
  成功している企業は、 “どうやるか?” 
  ではなく、 “なぜするか?” から始めます。
  なぜ働き方改革をしなくてはいけないのか?
  その実現のために何をするのか?
  そしてそれを誰が行うのか? この3つが
  明確に社内で浸透しており、その活動の
  進捗状況が社内でしっかり公開されている
  ので、経営陣も社員も “腹落ち感” を
  持っているのです。」

とは言っても、あなたが働いている会社が、
目的と手段を取り違えず、働き方改革に
取り組んでいるとは限りません。

では、一体、どうしたらいいのか?

正しい働き方改革に取り組んでいる会社に
転職すればよいのでしょうか?

越川さんは言います。

勤め先を変えなくても、自分で働き方は
変えられると。

会社が変わるのを待たなくても、
自分から動けばいいのです。

それが本書が勧める、
「個人で始める働き方改革」です。

そもそも、働き方改革の目的は、
労働時間を短縮することではありません。

ムダな時間を削り、浮いた時間を正しく
再配置するのが真の目的です。

その時間の再配置の考え方を
個人にも適用します。

そこで有効なのが「内円ワークショップ」。

世の中には自分でコントロールできない
ことがあります。

それを「外円」のエリアと呼びます。

一方、自分でコントロールできる分野の
ことを「内円」のエリアと呼びます。

自分のコントロールできる「内円」の
領域に集中してエネルギーを使うことで、
効果を出すように改善を進めます。

それが、個人で始める働き方改革です。

本書では、いくつかのワークシートが
掲載され、内円を意識して活動する方法が
紹介されています。

また本書では、「今日からできる働き方改革」
として、ソフトスキル編と業務スキル編に分けて、
具体的な仕事の改革方法も紹介されています。

若干、詰め込み過ぎの感はありますが、
本書の働き方で、仕事の時間生産性を
上げると、結果的に会社に縛られずに
「稼げる人」になれます。

本書は、非常に本質を突いた本で、
どんな会社で、どんなポジションで
働いていても参考にできる本だと思います。

  「家に早く帰ることが働き方改革では
  ありません。そして、働き方改革は会社が
  与えてくれるものでもありません。
  会社がずっと成長し存続し、働く個人が
  ずっと働きがいを感じ続けることを
  目指すべきなのです。
  そのために、自分の意識を変えるかを
  考えるのではなく、まず行動を起こして
  みるのです。
  意識が変わると行動が変わるのではなく、
  行動を変えると意識が変わるのです。
  意識が変わった自分を認識して、
  行動を継続するのです。」

この本から何を活かすか?

越川さんは、10年後には「週休3日」が
日本企業で一般的になるといいます。

その根拠は、「止まらない少子高齢化」と
「テクノロジーの進展」の2つ。

週休3日になると、今以上に限られた時間で、
効果的なアウトプットが求められます。

そのためには、「個人の働き方改革」を
今から進める必要があるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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