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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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日銀破綻

満足度★★★
付箋数:18

  「今の日本は、財政破綻という危機の発生を
   “異次元緩和” という禁じ手の手法で、
  先延ばししている状況だと思っています。
  日銀得意の “飛ばし” です。
  しかし、そのツケは大きく、最終的には
  日銀や円の信用が傷つき、 “日銀倒産
  (日銀破綻)” という形で結末を迎えると
  思うのです。」

藤巻健史さんと言えば、同じ主張を何十年も
繰り返しているにもかかわらず、
それがまったく当たらないことで、
一部では「狼爺さん」と呼ぶ人さえいます。

アマゾンのレビューを見ると、★1つが並び、
かなり辛辣なコメントが書かれているのが、
常となっています。

曰く、なぜ、こんなに予想が外れ続ける人が、
本を出し続けるのか?

それは、私のような藤巻ファンがいるからです。

私も2000年頃から、「藤巻プロパガンダ
を読み始めているので、かれこれ20年近くの
ファンです。

私からすると、藤巻さんの予想は当たるとは
思っていませんし、日本にとっては、
本当に予想が当たってしまっては困ります。

あくまで、ワーストケースシナリオとして、
読んでいます。

  「世界最悪の財政赤字、低い消費税率を
  上げることも所得税の課税最低限を引き下げる
  こともできない政府(=徴税能力を持たず)、
  政府の赤字を紙幣の増刷で賄う日本銀行……。
  日本は “ハイパーインフレになる要素” を
  すべて持ち合わせているように思えます。
  その “ハイパーインフレ鎮静化策” が、
   “日銀倒産&新中央銀行設立” なのです。」

では、なぜ、同じ主張を続け、しかも外れる
本を読むのかというと、単純に面白いからです。

それは藤巻さんの人柄なのかもしれません。

とは言っても、少しずつ藤巻さんの主張は
変わってきています。

以前は、円安誘導を強く説いていましたが、
今はもう主張していません。

それは、日本の財政悪化を避けるための
手段としての円安論でしたが、今の状況では、
もう手遅れになっているからです。

また、本書で特に目立ったのは、
避難通貨として「仮想通貨」を買うこと
への言及です。

藤巻さんは、避難通貨としては、一貫して
米ドルでMMFを買うことを勧めています。

その主張は、今でも何ら変わりません。

しかし、今回は避難通貨として、
ビットコインなどの仮想通貨が加わりました。

  「預金封鎖が起こりそうだとしても、
  海外に物理的に資金を移すのは大変です。
  そうなれば、代替案としては仮想通貨が
  考えられます。別に海外にお金を逃がす
  わけではありませんが、ドル同様、
  有効な避難通貨になると考えられるからです。
  実際、資本統制(海外に資金を逃がすこと
  を禁じる)可能性の出た国では、国民が
  仮想通貨に逃げ込んでいます。」

ここも読み違えてはいけないのは、
儲けるためにビットコインを買いましょう
と言っているのではありません。

最悪の事態に備え、いつでも資金を
逃がせるように仮想通貨の口座だけでも
開設しておきましょうということです。

また、藤巻さんの予想通りに日銀が倒産し、
新しい中央銀行ができるなら、現金をなくし、
「中央銀行デジタル」を発行すべきとも
言っています。

すると、仮想通貨と日銀デジタルを
併用する時代になると予想しています。

今では日本維新の会の参議院議員として
活躍する藤巻さん。

本書は、藤巻さんを中心とした国会での
答弁も数多く掲載されている点も特徴的です。

いずれにせよ、私のような藤巻さんのファンは、
その活躍を暖かく見守ることでしょう。

この本から何を活かすか?

消費税をどのくらいまで上げれば、
日本の財政再建は成るのか?

藤巻さんの計算では、「消費税28%」。

ただし、この過激な消費税率は、
藤巻さんだけの計算結果ではなく、
他の識者も出しているようです。

早稲田大学の原田泰さんの計算では、
条件付きで、「36.6%」。

アトランタ連銀上級政策顧問の
R・アントン・ブラウンさんによると
「53%」になるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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