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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

マンガ 宝くじで1億円当たった人の末路

2018年12月04日
人生論・生き方・人物・哲学 0
満足度★★★
付箋数:17

日経BP社の日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

2017年3月に刊行さんれた鈴木信行さんの
宝くじで1億円当たった人の末路』。

タイトルからすると、宝くじで大金が
当たった人たちの、人生を集めた本かと
思いきや、ちょっと違う本でした。

もちろん、宝くじで1億円当たった人の
行く末は紹介されています。

しかし、それは23のエピソードの中の
1つで、残りは宝くじに関係のない
人生の末路が紹介されていました。

宝くじのことだけを知りたい方にとっては、
少し期待外れだったのかも知れません。

しかし、人生でどのような選択をすると、
どんな行く末が待っているのかを知るには、
興味深い本でした。

15万部を超えるベストセラーになって
いますから、「宝くじだけじゃないのかよ」
と突っ込まれつつも、非常に好評だった
のだと思います。

この本が2018年春に、日本テレビ系列で
連続ドラマ化されたことが、人気があった
ことの証です。

さて、本書は『宝くじ~人の末路』の
中から、10のエピソードを選び抜いて
コミック化したものです。

  「本書は決して焼き直しの類では
  ありません。なぜそう言い切れるのかと
  言えば、漫画を見た時点で、
  ほかでもない著者の私自身が、
   “なにこれ!原作と違う” (いい意味で)
  と思ったからです。」

これは、「はじめに」に書かれている
原作者・鈴木信行さんの驚きの言葉です。

オリジナルの書籍と異なり、エピソードが
10に絞られて漫画化されていることが、
本書のメッセージ性をより際立たせて
いるようです。

本書に選ばれたエピソードは以下の通りです。

 第1章 宝くじで1億円当たった人の末路
 第2章 賃貸派の末路
 第3章 事故物件を借りちゃった人の末路
 第4章 「友達ゼロ」の人の末路
 第5章 教育費貧乏な家庭の末路
 第6章 外国人観光客が嫌いな人の末路
 第7章 キラキラネームの人の末路
 第8章 日本一顧客思いのクリーニング店
   の末路
 第9章 電車で「中ほど」まで進まない人
   の末路
 第10章 ワイシャツの下に何を着るか
   悩む人の末路

鈴木さんは書籍版とコミック版の両方に
共通して、「表テーマ」と「裏テーマ」の
2つを設定しています。

表テーマは、「やらかしちゃった人」、
あるいは「変わった人」の末路を
あらかじめ知って、「転ばぬ先の杖」に
にすることです。

裏テーマは、「同調圧力をぶっ飛ばせ」です。

とかく日本人は、「みんなと同じ」が
好きな人種です。

しかし、みんなと同じにしようと思えば
思うほど、そこには悩みが生まれます。

特に、「お金」「仲間」「才能」の3要素は、
他人より不足していると「自分は不幸」だと
思ってしまいがち。

鈴木さんは、本書でそんな人たちに向けて
次のメッセージを伝えています。

  「幸せの要素が1つ(場合によっては2つ)
  くらい足りなくても大丈夫、
  何の問題もない! 安心しましょう!」

実際に本書で紹介されるエピソードは
「末路」と言いつつも、ポジティブな
印象を与えてくれるストーリーがあります。

末路から見出した「希望」が見える本です。

本書は、コミック版なのでサラサラと
読めるのが有り難い。

各章は、それぞれ異なる漫画家さんが
作画を担当しています。

この本から何を活かすか?

私が10のエピソードの中で、
日本人にとって、特に重要だと感じたのは、
「外国人観光客が嫌いな人の末路」です。

これはバイト先で、中国人と一緒に働く
ことになった女子学生のエピソード。

これから2020年の東京オリンピックや
2025年の大阪万博でたくさんの外国人が
やって来ます。

外国人に偏見を持たず、異文化を受け入れる
姿勢は、私たち日本人に求められています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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