活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

満足度★★★★
付箋数:24

私たち人類は、これからどこへ向かおうと
しているのか?

この壮大な問いに答えを出そうとするのが、
イスラエル人の歴史学者、ユヴァル・ノア・
ハラリさんです。

本書は、上下巻に分冊されている上巻。

ハラリさんと言えば、前著『サピエンス全史
が全世界で800万部を超えるベストセラーに
なりました。

前著では、認知革命・農業革命・科学革命の
3つを軸に歴史を振り返り、人類がいかにして、
文明を築いてきたかに迫りました。

私も読みましたが、タイミングを逸して、
このブログで紹介していませんでしたが、
どんどん引き込まれていく、オススメ本です。

ヘブライ大学での歴史の講義をベースに
していて、知的好奇心を刺激しながら、
文明の構造と人類の幸福を解き明かします。

とっつきにくい印象があるかもしれませんが、
実際の文章はかなり読みやすく、
新しい世界観を得ることができます。

もし、まだ読んでいない方がいれば、
騙されたと思って、読んでみてください。

Kindleで『サピエンス全史 上下合本版』が
出ているので、そちらを購入するのがお得です。

ちなみに、ハラリさんは現生人類である
ホモ・サピエンスのことを「サピエンス」と
表現します。

さて、前置きが長くなりましたが、
本書『ホモ・デウス 上』は前著の続編的な
位置づけの本です。

視点は、人類の未来へ向かいます。

タイトルの「デウス」は、いわゆる「ゼウス」
のことで、神の意を表します。

神のような力を持った人類が、この先どのような
未来に向かって行くのかを考察します。

本書も前著に負けず劣らず、非常に面白い。

もちろん、前著を読んでいなくても、
本書でも歴史を振り返っているので、
すっと入って行くことができると思います。

前著と内容が被っている部分はありますが、
復習にちょうどイイので、冗長感はありません。

未来を予測するうえで、歴史を振り返るのは
まさに王道中の王道。

本書では、私たち人類が、どのようして
「神」になったを振り返ることかから始めます。

私たちが神のような力を持つようになったのは、
これまで人類が歴史上ずっと抱えていた、
3つの生存の危機の問題をほぼ克服したから。

その問題とは、「飢饉・疫病・戦争」の3つの
生物学的貧困線です。

確かに、現代の日本に生きる私たちは、
これら3つの問題に遭遇していませんね。

人類はサピエンスから、ホモ・デススに進化し、
不死と幸福、そしてさらなる神性の獲得を
目指します。

そのとき人類の進化をサポートするのが、
生物工学や情報工学のテクノロジーなのです。

上巻では、科学と宗教との関わりまでの
ところまでが書かれています。

  「現代社会は人類至上主義の教義を信じており、
  その教義に疑問を呈するためにではなく、
  それを実行に移すために科学を利用する。
  21世紀には人類至上主義の教義が純粋な
  科学理論に取って代わられることはなさそうだ。
  とはいえ、科学と人類至上主義を結びつける
  契約が崩れ去り、まったく異なる種類の
  取り決め、すなわち、科学と何らかの
  ポスト人類至上主義の宗教との取り決めに
  場所を譲る可能性が十分ある。」

 第1章 人類が新たに取り組むべきこと
 第1部 ホモ・サピエンスが世界を征服する
 第2章 人新世
 第3章 人間の輝き
 第2部 ホモ・サピエンスが世界に意味を与える
 第4章 物語の語り手
 第5章 科学と宗教というおかしな夫婦

明日の記事では、ひき続き下巻を紹介します。

この本から何を活かすか?

欧米では、チャールズ・ダーウィンさんの
進化論が、今でも受け入れられないと言います。

なぜなら、進化論を信じてしまうと、
人類が大切にしてきた、「魂」を奪ってしまう
ことになるからです。

  「もしあなたが進化論を本当に理解していたら、
  魂が存在しないことも理解できるはずだ。
  この考えにぞっとするのは敬虔なキリスト教徒
  やイスラエル教徒だけではない。
  何1つ明確な宗教的教義は持っていないものの、
  人間の1人ひとりに、一生を通じて変わることも
  なければ、死さえ無傷で生き延びられもする、
  不滅の個人的本質が備わっていると信じている、
  多くの世俗的な人々にしても同じだ。」

魂は生物学的は説明できせきませんから、
進化論とは両立しません。

そこで魂を捨てることより、実際には進化論を
退ける人の方が多いようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 社会・国家・国際情勢 | 06:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3407-033a159f

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT