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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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論破力

満足度★★★
付箋数:24

  「どうもおいら、ネットとかでは
   “論破王” と呼ばれているらしいのです。
  自分としては基本、ただ論理的に
   “それって、こうですよね?” と事実を
  淡々と語っているだけなのですが、
  相手のほうが反論できないことがわりと
  多くて、それを見聞きした人たちは
  論破したように見えるのでしょうね。」

ひろゆきさんは、本書の「まえがき」で
このように書いていますが、
なかなかどうして、論破するための
テクニックをいろいろと持っています。

そして、実際にそれらを駆使して、
負けないように議論しています。

  「相手を論破できるかどうかは、
  要するに “説得力のある話し方” が
  できるかどうかにかかっていると
  思います。」

本書は、論破力を高めて、説得力のある
話し方ができるようになるための本です。

さて、本書の一番の核心となる部分に
ついてです。

なぜ、ひろゆきさんは議論で負けないのか?

その答えは、非常にシンプルです。

  「要は、論破というのは話し方の技の
  問題というよりも、単に事実ベースの材料、
  つまり根拠を持っているかどうかの問題
  という気もするのですよ。」

ひろゆきさんは、議論をする際に、
自分の感情ベースで話すことが
ほとんどありません。

「こういう事実がありますよね」
という事実ベースの話をします。

実際にその事実があるわけですから、
相手はそれに対して反論できないのです。

事実に対して、相手が感情で反論しても、
論理的には既に破綻していますから、
陳腐な主張に見えてしまうのです。

実は、テレビの討論などでは、
理系のテーマを扱う場合でも、
理系の専門家がコメンテーターとして
呼ばれないケースがよくあるようです。

なぜなら、理系の専門家を呼んでしまうと、
番組が成り立たなくなってしまうから。

  「こういう資料があります、
  実験の結果はこうでした、
  なのでこれが結論です、以上」

このような話し方で終わってしまいます。

だから、ひろゆきさんは、
「文系の議論はイージー」と言います。

さらに、相手の主張の「あら」を見つけ、
そこにツッコミを入れ、怒りの感情を
引き出します。

怒りの感情に駆られた相手は、冷静さを
欠いた発言をするので、発言がどんどん
説得力を失っていくのです。

ひろゆきさんは、そんな「あら探し」を
喜々としてやっているので、人によっては、
そんな姿が受け入れられないのでしょう。

では、相手がなかなか言い返し難い、
「当たり前の常識」を振りかざしてきたら
どうしたらいいのでしょうか?

そんなとき、ひろゆきさんは、
たった1つの「例外」を示します。

  「それって真実ではなくて、
  <場合による><条件による>って
  いうことですよね」

このように確認すると、相手も
「ええ、まあ、そうですよね」と
同意するしかなくなります。

こうなったら、こちら側の主導で
話の切り口を変えていけばいいのです。

本書は、相手を論破したいときだけ、
使う本ではありません。

結論が出にくかったり、迷走しがちな
会議でも使えるテクニックが数多く
紹介されている本だと思います。

この本から何を活かすか?

本書では、議論のときに使える
ひろゆきさん流のキラーフレーズが
3つ紹介されていました。

 1. 「いま、なんで過去形ですか?」
 →面倒くさいヤツと思わせたいとき

 2. 「○○○ってどういう意味ですか?」
 →揚げ足取りは、相手の知識レベルの確認

 3. 「はい・いいえで答えてください」
 →強制的に前提条件を共有させる

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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