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「成り上がり」の人間学

「成り上がり」の人間学―逆風をパワーに変える「生き方の流儀」
「成り上がり」の人間学―逆風をパワーに変える「生き方の流儀」
(2008/06/12)
田中 森一 商品詳細を見る

満足度★★★

本書は、著者の田中森一さんが「収監」される
秒読み段階で書かれた本です。

田中さんは、かつて検察のエースとしてその腕を振るい、
退官後、弁護士(いわゆるヤメ検)へ転身して活躍。
徐々に裏社会の大物たちと人脈を築きます。
しかし、2008年に手形詐欺事件で実刑判決が確定しました。

本書は、収監が目前にに迫った田中さんに対し、
元「週刊現代」編集長の元木昌彦さんがインタビューして、
文章に起こしたものです。

元木さんの言葉を借りると、
本書は「田中さんがシャバに残した遺言」です。

内容は、裏社会の大物から学ぶ人生訓といったところでしょうか。

伊藤寿永光さん、許永中さん、宅見勝さん、
高山登久太郎さん、中岡信栄さん、末野謙一さんなど、
いずれも世間を騒がせた大物が登場します。

たとえ裏社会であっても、修羅場をくぐりトップまで
上り詰めた人たちには、突き抜けた能力や人間的魅力があり、
多くの学ぶべき点があることが分かります。

逆に、本書で紹介される大物たちの殆どは、田中さんを含め、
いずれ失脚する運命をたどりますから、
その点も、大切な教訓として本書を読むことができますね。

一般読者とっては、非常に面白い魅力的な本ですが、
内情を暴露されたり批判される検察側からすると、
田中さんを早く収監して黙らせたいと思わせる一冊でしょう。

この本から何を活かすか?

田中さんが凄腕検察官として鳴らした時代に活用した、
「信憑性のある供述書作りのテクニック」が、
ビジネスの現場でも、信用を得るために役に立つようです。

  1. “過去形”で語り、事実としての重みづけをする。
  2. 部分的に詳細に語り臨場感を増し、信憑性を高める。
  3. わざと突っ込まれる箇所を意図的に作っておく。

確かに、使えそうなテクニックですが、
どの程度使うかのサジ加減が重要なポイントでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 10:01 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

こんにちは。
また、面白い本を読んでますね。
この筋の方々は、
3. わざと突っ込まれる箇所を意図的に作っておく。
を良く使われますね。
トラップを踏み込ませての詰め将棋。

営業も同じ様な事を使いますが、
例えば「良くご存知で」とお客様に言う前の会話には、
同じようなトラップがあって…

本当に”どの程度使うかのサジ加減が重要なポイントでしょう。 ”ですね。

| 桜木町のぱく | 2008/09/10 16:39 | URL | ≫ EDIT

桜木町のぱくさん

ビジネス上で使う場合は、「トラップを踏ませて詰める」
までやらず、「トラップを踏ませて目をそらす」ことを
目的としてやると、田中さんは言っていました。

| ikadoku | 2008/09/11 10:19 | URL |















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「成り上がり」の人間学―逆風をパワーに変える「生き方の流儀」田中 森一 イースト

| 蔵前トラックⅡ | 2011/11/23 11:26 |

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