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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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脳が老いない世界一シンプルな方法

満足度★★★
付箋数:23

「人生100年時代」というキーワードが、
盛んに聞かれるようになりました。

100歳まで生きる場合のリスクとして、
よく言われるのが「お金」と「健康」です。

ただし、ここで言われる「健康」とは、
「元気に動ける身体」を指している場合が
ほとんどです。

「長く使える脳」についてまで、
言及されていることは多くありません。

しかし、人生100年時代を生きていくには、
身体の健康維持もさることながら、
脳を老化させないことも大切となります。

老化に関しては、ノーベル生理学・医学賞を
2009年に受賞したアメリカの生物学者、
エリザベス・ブラックバーンさんらが発見した、
長寿に関わる遺伝子構造が知られています。

染色体の末端にある「テロメア」。

このテロメアの長さが老化に関わっていて、
一般的に新生児のときの長さを100とすると、
35歳で75、65歳で48くらいまで短くなると
言われています。

テロメアは、脳の老化にも影響します。

アルツハイマー病患者では、極端に短縮が
進行していることが確認されています。

このテロメアの長さを決めるのが、
テロメラーゼという酵素。

そのため、脳を老化させないためには、
テロメラーゼを分泌を促して、テロメアを
伸長させることが欠かせません。

では、どうしたらテロメラーゼを多く
分泌させることができるのでしょうか?

テロメラーゼを分泌して、老化を防ぐには
次の4つの要素が関わってきます。

「運動」、「食事」、「睡眠」、「ストレス」

特にストレスをコントロールするために
注目されているのが、「マインドフルネス」
と呼ばれる瞑想法です。

本書は、老化の科学の最前線の研究を
紹介しながら、マインドフルネスなどの
脳の老化を克服する具体的な方法を
エビデンスに基づき紹介します。

著者は、アメリカ在住の医師で、
世界のエリートがやっている 最高の休息法
や『脳疲労が消える 最高の休息法』などの
著書がある久賀谷亮さんです。

プロローグ部分はマンガ、それ以降の部分は
小説形式でストーリに乗せて、脳科学と
エイジング研究に基づく具体的な方法を
伝えています。

外資系メーカーの研究開発部門に勤める
30代半ばの女性、葉月美羽がアメリカの
コネティカット州にあるシニアハウスを
訪れたところから物語は始まります。

そこでスコットという老人と出会い、
美羽のエイジングに関する考えが大きく
変わることになります。

疲労やストレスから来る、脳の老化は
実は、20代や30代から始まっている。

しかし、脳を適切にメンテナンスすると、
老化を止めるどころか、何歳になっても
脳を成長させることができる。

私たちはスコットの話を通じて、
美羽と一緒にテロメアの短縮を食い止めたり、
長さを元に戻す方法を知ることになります。

好みは分かれるところだと思いますが、
個人的には、ノウハウを知りたかったので、
このストーリー形式は微妙だと感じました。

 1.なぜかずっと若い人、すぐに老ける人
  ――「長寿遺伝子」と「老化」の科学
 2. 脳はこうして「劣化」していく
  ――アミロイドβと脳の可塑性
 3.「認知」をめぐるエイジング・サイエンス
  ――現代人が抱く「老化恐怖」の正体
 4.世界の「エイジング研究」最前線
  ――運動・食事・睡眠・ストレス
 5.脳の成長がとまらない世界一シンプルな方法
  ――瞑想で「雑念回路」を鎮める
 6.老化とは「脳の進化」である
  ――老いのポジティブサイド
 7.脳を「停滞」させない最高のメソッド群
  ――7つのライフ・マインドフルネス
 8.「脳の老い」を乗り越える
  ――怯える扁桃体とメメント・モリ

この本から何を活かすか?

本書で紹介されていたテロメア食事術

<テロメアを長くする食品>
 繊維質の豊かなもの、新鮮な野菜・果物、
 豆類、海藻、緑茶、コーヒー

<控えたい食品>
 赤身の肉、白いパン、甘いジュース

ただし、食に関してはデータが不十分で、
科学的なエビデンスがあるとは言えない
状態のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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