活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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言葉の温度 話し方のプロが大切にしているたった1つのこと

満足度★★★
付箋数:22

  「 “温かい言葉に救われた” 
   “冷たい言葉に傷ついた” というように、
  言葉には “温度” があります。
   “言葉の温度” は話し手の “心そのもの” で、
  温もりのある言葉が相手の心に寄り添うように、
  熱い言葉が相手の心に火をつけるように、
  あなたの心が相手に届き、あなたの言葉が
  相手に伝わります。」

この言葉に「温度」があるという考えが、
本書のタイトルにもなっています。

著者は日本テレビ出身でフリーアナウンサー
として活躍している馬場典子さん。

本書は、総合的なコミュニケーション力を
つけるための本です。

言葉の温度は、本人が意識している場合は
もちろんですが、意識していない場合でも、
相手に伝わってしまいます。

褒め言葉にトゲを感じたり、謙遜が嫌味に
聞こえてしまったりするのは、無自覚に
言葉の温度が伝わる一例です。

そして、更に問題なのが、思いはあるのに、
感情が表に出にくかったり、上手く言葉に
できなかったりして、相手に誤解されて
しまうことです。

  「言葉の温度は、心を素にしながら、
  声のトーンや大きさ・話し方や聞き方・
  言葉遣い・ニュアンス・間・表情など、
  コミュニケーションの “総合力” なのです。」

アナウンサーは、一般的に相手に情報を
伝えにくい環境の中で仕事をしています。

それは、「不特定多数の人に向けて」、
「一方通行で」、「秒単位の限られた時間で」
という特殊な環境。

そのため、アナウンサーには、
次のような力が求められています。

 ・不特定多数の人に届けるために、
  より分かりやすく、より正確に伝える力

 ・一方通行だからこそ、聞き手に寄り添い、
  気持ちや立場を想像する力

 ・時間が限られているから、言葉や内容を
  吟味して無駄を省き、メッセージ性を高めて
  伝える力

こういったアナウンサーが持っている、
総合的なコミュニケーションのノウハウが
本書には詰め込まれています。

ところで、「伝える」と「伝わる」は、
まったく違うと、よく言われます。

馬場さんはこの違いを、キャチボールに
例えて説明しています。

 「伝える」は、自分がボールを投げた状態。
 「伝わる」は、相手がボールをキャッチした状態。

この2つは、自分本位か、相手本位かという
「意識」に大きな違いがあります。

しかも厄介なことに、キャチボールと違って、
コミュニケーションの場合は、相手がボールを
受け取れたかどうかが、目に見えません。

そのため自分が「伝えた」つもりでいても、
相手が「聞いていない」というすれ違いが
起こってしまうのです。

本書では、そんなミスコミュニケーションが
起こらないように、そして言葉の温度を
意図した通りに伝えられるように解説します。

  Part1 なぜアナウンサーの言葉は伝わるのか
  Part2 「体」 伝わる声を身につけよう
  Part3 「技1」 話し方を磨く
  Part4 「技2」 言葉を磨く
  Part5 「心」 伝え方を磨く
  Part6 受信力を高めるヒント
  Part7 シチュエーション別 伝え方のコツ

本書は、いわゆるタレント本的な要素を
含んでいますから、馬場さんの写真が
多く使われています。

基本的に本書を手にする人は、
馬場さんに好感を持っているはずなので、
ある意味当然だと思います。

しかし、私が驚いたのは、本書のイラストを
馬場さん自身が描いていることです。

発声法の解説があるので、図解イラストは
本書で重要な役割を果たしています。

それらを自ら描き、真摯に本作りを行う
ところに、馬場さんの人柄を感じました。

この本から何を活かすか?

  語尾を変えて知的な喋り方に

ビジネスでは、「語尾伸ばしをしない」
というのはよく言われることです。

それにプラスして3点、本書では知的に
聞こえる話し方のコツが紹介されていました。

 1. 語尾を「~でしたっ」と “っ” をつけて
  キレをよくする。

 2. 語尾は音を下げて落ち着いた印象を与える。

 3. 文末まで言い切り、一文をコンパクトにする。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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