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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

人がうごく コンテンツのつくり方

2018年09月27日
アイディア・発想法・企画 0
満足度★★★★
付箋数:25

  「テレビ・音楽・出版・Web・広告・マンガ・
  アニメ・アプリ・写真・動画・ゲーム・お店
  etc・・・
  コンテンツと言われるものをたくさんつくって
  きて、わかったことがあります。
  そのことを、今回、コンテンツにしてみました。」

本書で、人がうごくコンテンツのつくり方
を解説するのは、コンテンツプロデューサーの
高瀬敦也さんです。

高瀬さんは、「逃走中」など企画性の
高い番組を数多くプロデュースした方です。

そもそも「コンテンツ」とは何なのか?

高瀬さんは、「この世にあるものすべてが
コンテンツである」と考えます。

それは、誰かがそれをコンテンツだと思えば、
それはコンテンツになるということです。

では、どうしたらコンテンツだと思って
もらえるのでしょうか?

コンテンツ化するときのポイントは、
「どこから見るか、誰から見るか」を
押さえることです。

それは「狭める」ことを意味します。

狭めることで、イメージが明確になると、
自分にとって関係のあるものなのかどうかが、
はっきりわかるのです。

コンテンツをつくる側からすると、
それを多くの人に広げたいと考えます。

しかし、広げるためには、誰にでもではなく、
特定の「誰か」に刺さることが重要です。

本書で、高瀬さんはニッチコンテンツと
マスコンテンツの違いを「丼もの」を
例に挙げて説明しています。

  「たとえば “イクラ” がすごく好きな人は、
  海鮮丼よりもイクラ丼を食べた方が満足します。
  イクラ丼専門店があればそちらに行ってしまう
  かもしれません。反対に、イクラが大嫌いな
  人にとってイクラ丼は拷問です。
  そもそも海鮮丼を食べないでしょう。
  でもイクラがやや苦手なくらいで、
  マグロやイカが大好きな人は海鮮丼を
  食べてくれます。様々な具材を少しずつ盛った
  海鮮丼ならたくさんの人をターゲットに
  できるようになります。
  これがニッチコンテンツとマスコンテンツの
  構造です。」

テレビ番組で深夜番組がゴールデン帯に
上がると、「つまらなくなる」と言われるのは、
ニッチでつくられていた番組がマス化して
しまうからです。

また、有料放送か無料放送かという線引も
ニッチとマスで提供されるコンテンツの
違いになっているようです。

ですから最近話題の「Netflix」は莫大な資本
があるので、あたかも巨大マスメディアの
ようですが、有料放送なので扱うコンテンツは
海鮮丼ではなく、イクラ丼になります。

そして、高瀬さんが本書で最も言いたかった
のは、「人がうごくコンテンツのつくり方」は
「人がうごく気持ちのつくり方」であること。

  「コンテンツについて考えるとき、最も大切に
  すべきことは、そこに人の気持があるのかです。
  つくり手の気持ちも必要ですし、生活者の
  気持ちを汲み取ることも必要です。
  なぜなら、人を動かすのは気持ちだからです。
  気持ちがないと “伝わらない” からです。」

どんなコンテンツをつくるにせよ、
高瀬さんの話は、わかりやすくまとまっていて、
非常に納得感があります。

コンテンツをつくるあらゆる人に
本書はオススメできます。

ジェームス・W.ヤングさんの名著、
アイデアのつくり方』を真似た表紙も渋い。

  序章 コンテンツとは何か
  第1章 コンテンツをつくる
  第2章 コンテンツを広げる
  第3章 テクノロジーとコンテンツ
  第4章 コンテンツの終わり

この本から何を活かすか?

次の3つの中で、どのタイプの人間が
一番多いでしょうか?

  A アイディアがあり、実行する人
  B アイディアがあり、実行しない人
  C アイディアがなくて、実行しない人

これは、本書に掲載されていた問いです。

Cが最も多いと思いきや、世の中で一番
多いのは、実は「Bの人」です。

アイディアは、いつでも誰の中にもあり、
毎日生まれるので、それ自体にあまり
価値はありません。

そのアイディアが形にならなかったら、
それは存在しなかったのと同じ。

最も重要なことは、思いついたアイディアを
障害を乗り越え、実行に移すことなのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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