活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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捨てる。 引き算する勇気

満足度★★★
付箋数:22

  「テレビや雑誌などで、 “断舎離する” 
  という言葉を聞かない日はありません。
  その多くが単に “捨てる” という意味で
  使っています。
  実は “断捨離” という言葉は、私個人の
  登録商標であり、私自身が考案・開発した
  自己探求のメソッドです。
  決して “捨てる” という意味ではないのですが、
   “やましたひでこ” は知らなくても、
   “断捨離” を知っている人は多く、
  現在は言葉だけが一人歩きしています。」

本書は、一大ブームになった断捨離の考案者、
やましたひでこさんによる初のビジネス書。

まず最初に驚いたのは、私の妻の反応です。

いつもビジネス書が家に置いてあっても、
ほとんど妻は関心を示しません。

しかし、本書を見つけると「断捨離の人だ」
と言ったと同時に読み始めました。

実は、私自身は、あまり断捨離に関心が
なかったので、やましたさんが指摘するように、
単に「捨てる技術」だと誤解していました。

そもそも断捨離は、やましたさんがヨガ道場で
学んだ「断行・捨行・離行」をモノとヒトとの
関係性に応用したもの。

  「断」とは、「決断」の「断」。

  「捨」とは、不要・不適・不快なモノを
  手放すこと。

  「離」とは、「断」と「捨」を日々繰り返す
  ことで至る境地、すなはち自在。

捨てるというのは、あくまでプロセスであって、
重要なのはその先にある、自分にとって
大切なモノ・コト・ヒトを選択すること。

言わば、ビジネスでも大切な「集中と選択」を
行うための手法なのです。

「戦略」には、「何をやるのかではなく、
何をやらないのかを決めること」という
定義もあります。

ですから、断捨離はビジネスにも馴染む
考えなのだと思います。

  「断捨離は、今の自分にとって不要・不適・
  不快なモノを取り除く行為を繰り返しながら、
  選択・決断能力を高めます。
  不要・不適・不快なモノを取り除くと、
  人生の “流れ” が変わり、自分にとって
  必要・適切・快適(要・適・快)な
  モノ・コト・ヒトが流れ込んでくるように
  なります。
  断捨離とは “戦略” 。と同時に、戦略を
  具体的に実行する “戦術” でもあります。」

まず、本書では仕事に追われがちな人を
3つに分類するところから始めています。

 <先送りする人>
  目先の仕事から手をつけ、肝心な仕事が
  後回しになってしまっている人。
  →「あと」はいつか、期限を決める。

 <もったいないと思う人>
  タメになりそうな情報をとりあえず取っておく。
  その結果、情報過多になり必要な情報を
  取り出すのに、時間がかかっている人。
  →本当に使うのか?を自分に問いただす。

 <何かあったらと考える人>
  終わった仕事の残骸をいつまでも放置して、
  使うことのない書類を残している人。
  →実際に何かあっても、大事に至らない
  ことがほとんど。(謝れば済む)

本書が主婦向けの断捨離本と違うのは、
根本の考えに基づき、モノの片付けだけでなく、
空間・時間・情報の整理についても断捨離の
考え方を応用していることにあります。

ビジネスシーンに合った事例も多く
紹介されていますから、ビジネスパーソンが
読んで、十分に参考になる内容になっています。

この本から何を活かすか?

  「あなたの本棚には、大量の本が並んで
  いませんか?(中略)
  なぜ、読んでいない本を本棚に並べる
  のでしょうか?」

私も、この問いかけにギクリとしましたが、
本はなかなか捨てられないものの1つですね。

  「少しずつでいいので、 “もう読まなく
  なった本” を間引いていきましょう。
  この数年間、一度も手に取っていない本は、
  もうあなたとの関係が終わっている本です。」

私は読まなくなった本は、人にあげたり、
図書館に寄贈したり、古本屋に売ったり
していますが、それでも整理が追いつきません。

やましたさんが言う通り、本棚を見てみると、
もう関係の終わった本が多数あったので、
もっと本格的に整理することにしました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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