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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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不倫

満足度★★★
付箋数:24

あなたは、決して不倫は許されないと思いますか?
それとも、別にかまわないと考えますか?

人間は、社会規範を持っている動物なので、
本当は「不倫をしてもかまわない」と
考えていても、人前では「許されない」と
言っておいた方が無難でしょう。

ひとたび、不倫が発覚すると、社会的信用を
失うことはもとより、家庭崩壊の危機に直面
するなど、大きな経済的なリスクを負います。

しかし、これだけ失うものが多くても
不倫はなくなりません。

なぜ、不倫はなくならないのか?

その理由を、遺伝子や脳科学の観点から
解説するのが本書です。

著者は、テレビでよく見かける脳科学者の
中野信子さん。

  「結論から言うと、今後の人類社会において、
  不倫がなくなることはおそらくありえない
  だろうと考えます。
  なぜなら、人類の脳の仕組みは、
   “一夫一婦制” には向いているわけではない
  からです。
  近年、脳科学の劇的な進歩によって、
  性行動に大きな影響を与える遺伝子や
  脳内物質の存在も明らかになってきました。
  また、人が持つ遺伝子のうち、たった1つの
  塩基配列の違いによって、性的な振る舞いが
  一夫一婦の “貞淑型” から “不倫型” に
  なることすらあるのです。」

「貞淑型」の遺伝子の塩基配列を持つ人と、
「不倫型」の塩基配列を持つ人の割合は、
およそ「5:5」のようです。

2人に1人が「不倫型」ですから、人類は
一夫一婦制に向いているとは言えません。

だからといって、それを理由に安易に
不倫に走ってはいけません。

不倫に対するバッシングは、
非常に厳しいものがあるからです。

特に日本人は、高い率で不倫をしている割に、
それを見つけたときに凄まじいバッシングを
する国民性を持つようです。

ところで、不倫は社会的によくない行為
ですが、なぜそこまで激しく批判される
のでしょうか?

それは、自分では汗をかかずに、
おいしいところだけをごっそりもらおう
とする人への「社会的制裁」だからです。

不倫は、コストを払わずにタダ乗りする
「フリーライダー」とみなされます。

人類が共同体として生活していくには、
フリーライダーを早期に見つけて、
制裁行動をとろうとする心理が働くのです。

このフリーライダーに対する制裁が、
行き過ぎると「いじめ」になります。

協調性が高く誠実な人ほど、
不倫をする人への制裁が激しくなる
傾向があるようですね。

人には「妬み」という感情があるので、
それがフリーライダーをあぶり出す
装置として働きます。

妬みの感情は、「幸せホルモン」とも
呼ばれる脳内物質オキシトシンによって、
高まることがわかっています。

特に日本人は、他国の人々に比べ、
オキシトシンへの感受性が高いので、
妬みによるフリーライダーのあぶり出しが、
より強く働くと推測されています。

  「私たちの脳内物質とDNAが
  一夫一婦制に適したものになって
  いないために “不倫がなくならない”
  のと同じく、 “不倫に対するバッシング”
  もまた、なくなることはないでしょう。」

こんなタイトルの本を読んでいるだけで、
後ろ指を刺されそうですが、個人的には
科学的なエビデンスが示されていて、
納得感の高い本でした。

この本から何を活かすか?

あなたが生まれたときの母親の年齢は、
何歳でしたか?

あなたが男性で、母親が30歳を超えてから
生まれている場合は「熟女好き」の傾向が
あるかもしれません。

これは幼児期に自分に優しく接してくれる
人の顔が、ある程度の年齢を重ねた女性だと、
将来そのような女性を好きになる可能性が
高いからです。

日本では、女性の晩婚化が進んでいます。

そうなると、世の中に「熟女ブーム」が
起こることは必然のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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