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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

2018年08月24日
IT・ネット 1
満足度★★★★
付箋数:25

新約聖書の最後の書である「ヨハネの黙示録」。

これは将来起こる出来事を描いた書物で、
その中には四人の騎士が登場します。

四騎士はそれぞれが、地上の4分の1を支配し、
剣、飢饉、悪疫、獣によって、
「地上の人間を殺す権威」を与えられている
とされています。

第一の騎士は、白い馬に乗り、手には弓を持ち、
頭に冠を被っていて、勝利の上の支配を得る
役目を担っています。

第二の騎士は、赤い馬に乗り、手には大きな
剣を持ち、地上の人間に戦争を起こさせる
役目を担っています。

第三の騎士は、黒い馬に乗り、手には食料を
制限するための天秤を持ち、地上に飢饉を
もたらす役目を担っています。

第四の騎士は、蒼ざめた馬に乗り、
側に黄泉を連れ、病や野獣で地上の人間を
死に至らしめる役目を担っています。

本書はこの四騎士に、Google、Apple、Facebook、
Amazonの4強をなぞらえた本。

  「テクノロジー業界の四強と言えば、誰もが
  グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン
  を思い浮かべるだろう。こららの巨大企業は
  過去20年間、歴史上かつてないほどの喜びや
  人間同士のつながり、あるいは経済的な繁栄や
  発明を私たちにもたらしてきた。(中略)

  これらの企業は人類を幸せに導く聖なる
  四騎士なのか? それともヨハネの黙示録の
  四騎士なのだろうか? どちらの問に対する
  答えもイエスだ。」

本書では、4つの巨大企業がどのように生まれ、
神話を作り上げたのかを徹底分析します。

さらに四騎士は、これから先どこに向かって
行くのか、また、四騎士に代わる第五の騎士は
登場するのかについても考察します。

著者はシリアル・アントレプレナー(連続起業家)
として9つの会社を起業したことのある、
スコット・ギャロウェイさん。

現在、ギャロウェイさんは、ニューヨーク大学
スターン経営大学院で教授を務め、ブランド戦略
やデジタルマーケティングを教えています。

ちなみに、Googleが支配の役目の第一の騎士、
Appleが戦争を起こさせる第二の騎士、
Facebookが飢饉をもたらす第三の騎士、
Amazonが人間を死に至らしめる第四の騎士です。

この四騎士は、「ペテン師から成り上がった」、
あるいは「脳・心・性器を標的にしている」など、
かなり過激な発言もあります。

そしてギャロウェイさんは、四騎士には
共通する「覇権の8つの遺伝子」があると
指摘しています。

  1. 商品の差別化
  2. ビジョンへの投資
  3. 世界展開
  4. 好感度
  5. 垂直統合
  6. AI
  7. キャリアの泊づけになる
  8. 地の利

四騎士が持つ個別の強さを探るだけでなく、
こうした共通要素も抽出しているので、
第五の騎士になる可能性のある企業も
探すことができるのです。

第五の騎士として、挙げられていたのは、
アリババ、テスラ、ウーバー、ウォルマート、
マイクロソフト、エアビーアンドビー、
IBMなど。

この中で意外だったのは、ウォルマートです。

ウォルマートは、Amazonに対する最大の敗者
と目されていますが、まだ競争から降りていない
と書かれています。

eコマースが長期にわたって好調を維持する
ためには、現実のインフラも必要で、
この面においてウォルマートは無視できない
強みを持っているからです。

本書は450ページを超える分厚い本でしたが、
興味深い深い分析や、的を射た指摘が多く、
刺激的な本でした。

四騎士のユーザーには、オススメしたい一冊。

この本から何を活かすか?

ギャロウェイさんは、アップルを分析する章で、
高級ブランドの5つの条件を挙げています。

  「アイコン的な創業者」、「職人気質」、
  「垂直統合」、「世界展開」、「高価格」

スティーブ・ジョブズさんのように、
アイコンは死ぬと、毎日の生活につきまとう
批判を免れ、ブランドにとっては理想の状態
になるようです。

もし、タイガー・ウッズさんが不倫騒動の
ときに、妻の車で轢き殺されていたら、
ナイキにとってウッズさんのブランド価値は
計り知れないくらい高くなっていたとか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント1件

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アバン

初めて訪問しました。
凄い量の本が紹介されているので、びっくりしました。
また来ますね!

2018年08月24日 (金) 16:36