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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

オフィスのゴミを拾わないといけない理由をあなたは部下にちゃんと説明できるか?

2018年08月07日
経営・戦略 0
満足度★★★
付箋数:24

  「私が千葉ジェッツふなばしの社長に
  就任した当時、会社は厳しい経営状況に
  ありました。運営資金は底をつきかけ、
  超財政難に陥っていたほどです。

  そらから6年。

  観客動員数はリーグNo.1、売上高は
  トップクラスになり、チームも天皇杯連覇、
  シーズン地区優勝を成し遂げました。
  強く、成果を出せる組織に生まれ変わった
  のです。」

千葉ジェッツふなばしは、Bリーグの東地区に
属するプロバスケットボールチームです。

経営不振で、つぶれるか、つぶれないか
という瀬戸際から、Bリーグ集客ナンバー1の
クラブへV字回復しました。

その劇的な変貌は、「千葉ジェッツの奇跡」と
言われるほどです。

その奇跡を起こしたのが、本書の著者で、
千葉ジェッツふなばしの代表取締役社長の
島田慎二さんです。

島田さんは、いかにして、千葉ジェッツを
復活させ、人気・実力共に最強のチームに
変貌させたのか?

実は、千葉ジェッツがやったのは、
どんな会社でもやっている、ビジネスで
よく言われる、ごく当たり前のことでした。

それは、「PDCA」を回すこと。

Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、
Action(改善)の4段階を繰り返すのは、
ビジネスの基本です。

PDCAを継続して回せば、どんなビジネスでも、
結果が出る確率が上がります。

しかし、そんなことは百も承知でも、
実際にうまくPDCAが回っている会社や組織は
意外と少ないものです。

では、PDCAを回すには、何が必要なのか?

  「答えを最初に申し上げると、PDCAを
  まわすのに必要なのは、 “経営理念” です。
  しっかりした経営理念があればPDCAは
  正しくまわりはじめ、業績は上向きに
  転じる確率が上がります。」

経営理念は、PDCAに一気通貫した筋を通します。

しかし、多くの会社には経営理念がありますが、
必ずしもPDCAが回り、ビジネスがうまく
いっているとは限りません。

大切なのは、経営理念に魂を込め、
組織の隅々まで、徹底して浸透させること。

それが、本書のタイトルになっている、
オフィスのゴミを拾うことにつながります。

  「千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちと
  共にハッピーになる」

これが千葉ジェッツの経営理念です。

千葉ジェッツのオフィスでは、社員全員が
ゴミを見つけたらすぐに拾うことが、
徹底されています。

それは「全ての人たちと共にハッピーになる」
という理念と結びついているからです。

千葉ジェッツでは、あらゆる行動が、
この経営理念と結びつき、それがPDCAを回す
エンジンとなっています。

本書で解説されるのは、経営理念に基づき、
徹底してPDCAを回すマネジメント術。

  「私は難しいことをしてきたわけではなく、
  しっかりした経営理念をつくり、
  それを全社員に浸透させ、PDCAをまわして
  きただけです。
  他の人たちと少し違うとしたら、覚悟の差に
  なるのでしょうか。それが、具体的な活動の
  違いにつながっているのかもしれません。」

千葉ジェッツの経営理念の浸透のさせ方が、
京セラの稲盛和夫さんに通ずるものがあると
思ったら、やはり島田さんは稲盛さんの影響を
かなり受けていました。

本書には、社員のモチベーションを上げ、
強く結果を出せる組織を作る方法論が
紹介されていますから、どんなビジネスでも
参考にできると思います。

本書からも、島田さんが千葉ジェッツの
経営理念に込めた、魂が熱く伝わってきます。

この本から何を活かすか?

「桶」は、板を1枚1枚つなぎ合わせて作ります。

桶に水を入れたときに、1枚でも短い板があれば、
そこから水が流れ出てしまいます。

桶に貯められる水の量は、一番短い板によって
決められる。

組織もこれと同じで、経営理念を理解していない
社員が1人でもいると、そこから会社の力は
損なわれてしまう。

これが島田さんが提唱する組織の「桶論」です。

だからこそ、どんなに時間や労力がかかっても、
組織の1人ひとりに、同じレベルで経営理念を
浸透させる必要があるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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