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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「AI失業」前夜―これから5年、職場で起きること

満足度★★★
付箋数:22

人間と同等の理解力を持つと言われる、
「汎用型の人工知能」が出現すると、
ホワイトカラーの仕事は100%人工知能に
置き換えることができます。

この汎用型の人工知能ができるのは、
2035年以降と言われています。

そして、アメリカの人工知能研究の権威、
レイ・カーツワイルさんは、シンギュラリティ
が2045年に起こると予測しています。

シンギュラリティとは、技術的特異点のことで、
地球上の人類全体の思考能力を、
コンピュータと人工知能が超える段階のこと。

いずれにしても、人工知能が世界を変えるのは
まだずいぶん先のことのように思えます。

しかし、経営戦略コンサルタントの
鈴木貴博さんは、私たちの「労働環境」は、
今後5年から10年で大きな変化が起こると
警告します。

  「今から5年、10年後の未来に起きる
  であろう出来事は、おそらく読者のあなたに
  とっても今から現実的に考えていかなければ
  ならない問題であるのは間違いないはずだ。
  今、2018年は来るべきAI失業の日の前夜である。
  まだ余裕があるうちに、そしてまだ自分の
  人生設計を変更できるうちに、このAI失業が
  もたらす未来を一緒に覗のぞいてみることに
  しようではないか。」

AIによる「仕事消滅」の始まりは、
世間で言われているより、ずっと早くやってくる。

鈴木さんは、4年後の2022年には世界中の国で
「AI失業」の危機が大きな社会問題になると
予想します。

その引き金になるのが、セルフドライビングカー
(自動運転車)の出現です。

いくつかのメーカーは、2022年には一般道に
おいて、完全に自動運転を可能とする自動車を
発売すると宣言しています。

セルフドライビングカーが実現すると、
世界の運輸市場と物流市場に革命が起きます。

また、セルフドライビングカー同様に
世界中から1兆円をはるかに超える投資が
行われているのが、フィンテックです。

人工知能によって、金融ビジネスに革命が
起こると、莫大な利益を生むと同時に、
大規模なリストラが行われる可能性があります。

AI失業は、「金融」と「運輸」から始まり、
次に専門分野に及んでいく。

弁護士、医者、学者などのナレッジワーカーの
仕事も、今後の技術革新で仕事がなくなり、
20年先にはクリエイティブな仕事まで
消えていくと、鈴木さんは予想します。

本書では、今後10年以内に起こるであろう、
人工知能によってもたらされる労働環境の
変化を様々な角度から考察します。

 第1章 AI失業を巡る世界
 第2章 パワードスーツ効果の恐怖
 第3章 「正社員」の消滅
 第4章 「法規制で雇用を守る」日本の末路
 第5章 人工知能が作り出す
    「便利だけど怖い」未来
 第6章 人が要らなくなる職場、人が足らない
    ままの職場
 第7章 10年後でも生き残れる「3つの人材」

では、AI失業が近い将来やって来るならば、
生き残るには、どうしたらいいのか?

  「新しい時代に生き残るためには
  若い世代にとっては今から先の仕事の
  選択が重要だ。人工知能をビジネスへと
  適用する事業開発の仕事、人工知能では
  できないコミュニケーション力や
  リーダーシップをコンピタンスとする仕事、
  そして頭と身体の両方を同時に使う
  フィールドワークの仕事、こららが、
  今を生きる若者たちが選択すべき仕事だ。」

この本から何を活かすか?

では、今から簡単に仕事を変えられない、
40代以上の人は何をすべきか?

  「今さら転職や専門分野のスキルを磨くことで
  人的資本の価値を上げる努力の余地が少ない人
  にとっては、むしろまだ給料が高いうちに
  金融資本を蓄えることの方が重要ではないか。
  (中略)40代が今始めることは、戦略的な
  節約である。」

今40代の人は、まだ給料が高いうちに、
10年間で今よりもプラス2000万円の金融資本を
確保することが推奨されています。

長生きするのは、大きなリスクなので、
これは現実的な選択のように思えます。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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