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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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外資系コンサルが実践する 図解作成の基本

満足度★★★★
付箋数:29

著者の吉澤準特さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

私は、この手の図解作成の本には、
けっこう注目していたはずでしたが、
もし、献本していただかなければ、
危なく読み逃すところでした。

お世辞抜きで、書店で巡り合っていたら、
100%購入していた本だと思います。

私たちがビジネスの現場で見にする
「資料」には、2つの種類があります。

それは、見やすい資料と、そうでない資料です。

その違いは、どこからくるのでしょうか?

資料を作る人のセンスではありません。

それは資料を作る人の「こだわる姿勢」と、
「作成ノウハウ」を知っているかどうかの
違いです。

ところで、資料を作るために、
時間と手間ををかけて見た目の良し悪しに
こだわる必要はあるのでしょうか?

吉澤さんは、次のように説明します。

  「資料の見た目にこだわる姿勢は、部屋掃除
  への価値観に似ています。散らかった部屋を
  見て、 “だらしない” と不快感を示す人と
   “使いやすくものが置かれているのだろう” 
  と気にもかけない人に分かれます。
  両者の価値観は一致しません。この二人が
  一緒に生活したら、毎日の掃除で言い争いが
  絶えないでしょう。
  ビジネスの現場で、資料の見た目を気にする
  人は必ずいます。そういう人が上司や取引先
  にいて、かつあなたが資料の見た目に
  こだわらないタイプであれば、資料説明や
  レビューの場は手厳しい批評の場になります。」

資料は、わかりやすい図解を入れて、
できる限りこだわって作った方がいい。

なぜなら、わかりやい図解は、
相手の理解を引き出すことができるから。

問題は、あなたが、論理的なわかりやすさと、
感覚的な心地よさを持つ図解を作成する技術
を持っているかどうかです。

本書は、そんなノウハウを指南する本です。

見た目のわかりやすさに徹底的に
こだわった図解術を解説しています。

本書で披露されるノウハウを吉澤さんは、
「エグゼクティブ図解術」と呼びます。

エグゼクティブ図解術では、最初に図解の
基本を「図解キューブ」で学んだ後は、
4つのステップでわかりやすさを追求します。

まず、最も基本となる「図解キューブ」は、
図形の見せ方の3つの面に注目します。

  ・フォーム:線の使用を控える
  ・カラー:使う色を絞る
  ・ポジション:図の位置を変える

この3要素をちょっと調整するだけで、
作成する図の「質」が確実に上がります。

私は、カラーの使い方をここまで論理的に
説明している本をはじめて読みました。

そして、次の4ステップで図解を作成します。

  ステップ1 図形の見せ方
  ステップ2 図形の使い方
  ステップ3 図解のパターン化
  ステップ4 図解の魅せる化

本書を読むと、今まで出会ってわかりやすいと
思った図解が、なぜわかりやすかったのか、
ロジカルに理解することができます。

そして、4つのステップに沿って、
図解を作成すると、わかりやすく説得力が
ある資料が、確実に作成できるようになると
思います。

ステップ1、2、4のパートでは、
「Not Good」な図と「Good」な図を比較して、
その違いを理解します。

ステップ3のパートでは「Good」な図が
数多く掲載されているので、リファレンスブック
としても使えるようになっています。

本書のノウハウを一気に吸収することは、
難しいですが、まず読むだけで図解の技術が
理解できて、資料のクオリティが上がります。

その後は手元に置いて、辞書代わりに使うと、
見違えるような図解が作成できるようになる
と思います。

若干、定価が高めの本ですが、買う価値あり。

この本から何を活かすか?

  「 “1つめの要素は青、2つめは緑” など
  使い分けようとすると、出てくる要素の数だけ
  色の種類が必要になります。こうした図は色の
  情報量が多すぎて、ゴチャゴチャした見づらい
  ものになってしまいます。」

図形に使う色は必要最低限に絞る必要があります。

「無彩色」「ベースカラー」「濃淡」の3要素で
シンプルながら、ポイントがしっかり伝わる
図を作成します。

本書では「理性に働きかけるベースカラー」、
「感情を揺さぶるベースカラー」などのように、
細かく色使いを解説しているのが素晴らしい。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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