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君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え

満足度★★★
付箋数:23

著者の松山淳さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたの日常に、「小さい変なおじさん」が
登場したらどうなるのか?

その小さなおじさんは、あなたに語りかけ、
「生きる意味」を見出すことになったら・・・。

本書は、ヴィクトール・E・フランクルさんの
心理学の教えを物語形式で学ぶ本です。

日本ではあまり知られていませんが、
フランクルさんは、フロイトさん、ユングさん、
アドラーさんに次ぐ、「第四の巨頭」と
呼ばれるオーストリアの心理学者です。

そのフランクルさんが創設したのが、
「ロゴセラピー」という独自の心理療法です。

ロゴセラピーとは、ギリシャ語で「意味」を
表す「ロゴス」と治療・癒やしという意味の
「セラピー」を合わせた造語です。

ロゴセラピーは「実存分析」とも呼ばれ、
「意味への意思」こそが、人間を最も強く
動かしているものだと考えます。

そして、心の虚しさを抱えて苦しむ人が、
自らの「生きる意味」を見つめ直して、
再発見することを援助します。

簡単に言うと、「生きる意味」に悩む
人々を救う心理療法です。

「意味付け」は、人に存在意義を与えます。

本書の著者・松山さんも、フランクルさんの
教えに救われた方の一人です。

  「かつて私は、人生のひどく辛い出来事に
  直面し、心の闇に陥って抜けられなくなった
  経験があります。その時、私を支えてくれた
  のが家族の存在とフランクルの言葉でした。
  フランクル心理学を知っていたからこそ、
  人生の難局を乗り越えることができたのです。
  そこで、ひとりでも多くの人にフランクルの
  教えを知ってもらいたいと本書を執筆しました。」

本書の特徴は、物語形式で伝えていることです。

心理学の本はとかく難解になりがちですが、
物語にすることで対話をするように
ロゴセラピーを学ぶことができます。

フランクル心理学は、読書療法に適していて、
物語で主人公の心理的な動きを追いながら、
読者は仮想のカウンセリングを体験する
ことができます。

物語の主人公は、世間からブラック企業と
叩かれているアパレル会社の店長を務める青年。

彼は、店長になって半年。

休日返上で働いても売上予算は達成できず、
部下からは店長失格と罵られます。

上司であるスーパーバイザーからは、
パワハラまがいの指導をされ、
エリア別店長会議では、部長から
「会社のクズ」と罵倒されます。

青年は、そんな憂鬱な日々を送るうちに、
自分が生きている意味があるのかに
疑問を持ち始めます。

  「ボクは何のために働いてるんだろう。
  何のために生きてるんだ。仕事辞めたい。
  会社辞めたいな。こんな人生、生きてて
  意味あるのかな・・・」

青年は、誰もいない自室のベッドで、
頭を掻きむしりながらつぶやいていましたが、
そこに急に話しかける声がしました。

  「意味はあるべ。いつでも人生は意味に
  満ちてるべ」

突如、青年の前に現れたのが、
東北弁なまりで、フランクル三世と名乗る
「小さい変なおじさん」でした。

青年は、小さいおじさんと不思議な7日間を
過ごすうちに、対話を通じて人生を生きる意味を
見出していきます。

青年の抱える心理的な問題は深刻ですが、
小さいおじさんのキャラのおかげで、
ユーモアを交えて、楽しく学べるところが
非常に有り難いところです。

あなたが、自分の生きる意味に疑問を持ち、
少しでも人生に行き詰まりを感じているなら、
本書の物語は参考になると思います。

悩める人にとって、小さいおじさんの
問いかけは、胸に響くもがあるでしょう。

この本から何を活かすか?

ユダヤ人だったフランクルさんは、
ドイツがオーストリアを占領した後、
1942年にナチスに捕らえられました。

収容されたのは、二十世紀最大の悲劇
といわれるナチスの強制収容所でした。

強制収容所でのフランクルさんの
体験を綴ったのが、世界的なベストセラー
にもなった『夜と霧』です。

この本は、17カ国語に翻訳され、60年以上に
わたって読み継がれている名著です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 04:35 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ありがとうございます!

「君が生きる意味」著者の松山です。
この度は、素晴らしいご紹介をしていただきまして、本当にどうもありがとうございます。
フランクルはまだまだ日本では無名ですが、その教えによって救われている人は、確かにいて、フランクル心理学をわかりやすく伝えられたと、筆をとりました。まさに拙著ですが、ひとりでも多くの人に、フランクルの教えが伝わればと思います。ありがとうございました。

| 松山淳 | 2018/07/27 21:10 | URL |















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