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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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宇宙ビジネスの衝撃――21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ

満足度★★★
付箋数:23

今、最も過熱しているビジネス市場はどこか?

グーグル、アマゾン、フェイスブック、
マイクロソフト、アップル

いわゆる「BIG5」が、こぞって狙っている
市場が、インターネット以外にあります。

それは、「宇宙ビジネス」。

IT企業の巨人以外でも、シリコンバレーの企業や
ベンチャーキャピタルも、宇宙ビジネスに
熱い視線を送っています。

実際に2005年に17兆円だった宇宙ビジネス、
「スペース・エコノミー」の市場規模は、
ここ10数年で倍増しています。

民間の宇宙への商業的な投資が大きく伸び、
2016年には33兆円に達しました。

この過熱ぶりは、21世紀の「ゴールドラッシュ」
とも呼ばれています。

なぜ、宇宙ビジネスがゴールドラッシュ化
しているのでしょうか?

  「IT関連の技術や資金が流れているのは、
  宇宙をインターネットの延長として見ている
  からです。宇宙にネットワークを張り巡らせる
  ことで “地球のビッグデータ” が手に入る。
  これが、さまざまなビジネスを生み出すと
  期待されているのです。」

今、宇宙で何が起きているのか?
これから何が起きるのか?

「宇宙旅行」や「火星移住計画」は、
もはやSFではありません。

本書では、ここ10年で一気に加速した
宇宙ビジネスの最前線を詳細にレポートします。

著者は、宇宙ビジネスコンサルタントの
大貫美鈴さん。

大貫さんは、大学卒業後、清水建設に入社し、
新設された「宇宙開発室」に配属されてから、
宇宙ビジネスに関わるようになりました。

2002年には清水建設を退職して渡米し、
宇宙ビジネスが勃興していく姿を
目の当たりにしました。

帰国後はJAXAに入社し、宇宙のことを
世の中に広める広報活動を行っていましたが、
現在は宇宙ビジネスコンサルタントとして独立。

海外と日本の宇宙ビジネスのブリッジ役として
活躍しています。

民間による宇宙ビジネスと言えば、まず最初に
名前が挙がるのが、イーロン・マスクさんです。

大風呂敷を広げている印象もありますが、
実際に、ロケット開発と打ち上げを成功させ、
既にビジネスとして動かしています。

また、マスクさんの掲げる「火星移住」は
構想ではなく、「計画」です。

液体酸素とメタンを燃料とする超大型ロケット
「BFR」で、800人以上を月や火星に大量輸送
する計画を発表しています。

もう1人、宇宙ビジネスのキーマンとなるのが、
アマゾン・ドット・コムの創業者である、
ジェフ・ベゾスさんです。

ベゾスさんは、「100万人が宇宙に住んで働く」
というビジョンをかかげています。

ベゾスさんの会社、ブルーオリジン社へは、
日本の宇宙関連予算の3分の1に当たる
1000億円が毎年投入されることになっています。

この予算で、垂直離着陸型のサブオービタル機
によって、有人宇宙飛行を目指しています。

また、月面基地建設のための輸送機となる
「ブルームーン」の開発も発表されています。

ただし、この辺りの話は本書でなくても、
一般のニュースで報道されていることです。

本書では、宇宙ビジネスの最先端を行く
人や企業の狙いをレポートし、その実現性と、
私たちの生活への影響についても解説します。

非常にわかりやすい本なので、これまで宇宙に
興味がなかった方でも十分にわかる内容です。

 第1章 なぜ、IT企業の巨人は宇宙を目指すのか?
 第2章 宇宙ビジネスは、私たちの生活を
    どう変えるのか?
 第3章 シリコンバレーが狙う新時代の金脈
 第4章 宇宙旅行はいつ実現するのか?
 第5章 月と火星に人類は本当に住めるのか?
 第6章 宇宙という「未来産業」の幕開け

この本から何を活かすか?

2017年10月、JAXAは月の地下に長さ50kmの
巨大な空洞があることを発表しました。

これは月探査機「かぐや」に搭載されていた
電波レーダー等で取得したデータを解析して
判明したものです。

この巨大地下空洞は、月の起源と進化の
謎を解く鍵になる、世紀の大発見です。

また、NASAも巨大空洞を住居空間として
活用できると考え、今後、探査ロボットで、
詳しく調べることを表明しています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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