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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

満足度★★★
付箋数:24

  「今日のビジネス界でピーター・ティールの
  名を聞いたことがないという人間がいたら、
  そいつはまちがいなく三流だ。
  新興企業の聖地シリコンバレーでは、
  ティールは偉大なテクノロジーのパイオニアで、
  しかも卓越した知性とビジョンを備えた人物
  とみなされている。
  彼は三つの世界的企業に決定的な影響を
  及ぼしている――まず世界最大のオンライン
  決済サービス、ペイパルの共同創業者として。
  次に、いまや20億人を超すユーザーをかかえる
  世界最大のSNS企業、フェイスブックを
  創業から支える、初の外部投資家として。
  そしてCIAやFBIを顧客にもつビックデータ
  解析企業、パランティアの共同創業者として。」

本書は、起業家、投資家、トランプ政権支援者
として大きな影響力を持つピーター・ティール
さんの全貌を明らかにする本です。

ピーター・ティールさん本人の書いた本では、
以前、当ブログでは『ゼロ・トゥ・ワン』を
紹介しました。

本書の著者は、シリコンバレー通として
知られるドイツ人ジャーナリスト、
トーマス・ラッポルトさんです。

第三者が書くと、少し引いて全体像が見え、
また違った一面も見えるので、それはそれで
興味深い内容の本に仕上がっています。

ピーター・ティールさんと言えば、
シリコンバレーに絶大な影響力を持つ
「ペイパル・マフィア」の首領(ドン)
として知られる方です。

ペイパル・マフィアと呼ばれる面々には、
イーロン・マスクさん(テスラ・モーターズ)、
リード・ホフマンさん(リンクトイン)、
ジェレミー・ストッペルマンさん(イェルプ)
などが名を連ねています。

本書で特に私の関心を引いたのは、次の2点です。

1点目は、投資家としてウォーレン・バフェット
さんと比較していること。

ティールさんが投資する企業の資産価値は
4820億ドルにも上り、その額はバフェットさんの
バークシャー・ハサウェイの4100億ドルを
超えています。

純粋な投資家ではないので、バフェットさんとの
優劣はつけがたいですが、本書では2人の共通点を
いくつも見い出しています。

その最たるものは、独占的な企業へ集中投資
していることです。

また、自分が理解できる範囲で、長期的な視点に
立って投資することなども共通点です。

2点目は、トランプ政権に腹心を送り込み、
「影のアメリカ大統領」と呼ばれている点です。

  「2016年秋、ピーター・ティールはまたしても
  逆張りで勝利をおさめた。
  あらゆる政治評論家が、ヒラリー・クリントンの
  優勢をはっきり予想しているのに、ティールは
  ドナルド・トランプに賭けていたのだ。」

ティールさんは、1億3000万円をトランプさんに
寄付するだけでなく、ティールさんと関係の深い
人物を次々と政権に送り込んでいます。

ティール・キャピタルで参謀役を務めていた
マイケル・クラツィオスさんもその一人。

トランプ政権では副最高技術責任者(CTO)に
就任しています。

本書では、ティールさんが教育・ヘルスケア・
行政機関・エネルギーなどの分野に関心があり、
トランプ政権に関与していると分析しています。

これまでシリコンバレーの多くの大物たちが、
トランプさんに反対する立場を取ってきましたが、
トランプ政権に深く入り込み、政治に影響力を
与えるティールさんは、やはり注目に値します。

本書には、『ゼロ・トゥ・ワン 』からの引用も
多くありましたが、ティールさんの起業家とは
違う面も見えて、非常に新鮮でした。

この本から何を活かすか?

本書には、ティールさんが優先的に投資する
「特別な企業」を見極めるために、
次の3つの質問に答えることが重要であると
書かれています。

  1. 何に価値があるのか?
  2. 自分には何ができるか?
  3. 他の誰もしないことは何だろう?

ティールさんは、「ゼロから1を生む」ことが
本当のイノベーションであると考えます。

そのため、真にイノベーティブな企業に
投資するために、3つの質問で見極めていると
解説されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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