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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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素人力 エンタメビジネスのトリック?!

満足度★★★
付箋数:20

あなたは、TV番組のプロデューサーというと、
どのような人を想像しますか?

肩にカーディガンを引っ掛けて、
風を切って偉そうに歩く人。

こんなステレオタイプなイメージを持っているなら、
すぐに改めたほうがいいかもしれません。

実際のプロデューサーは、責任だけを負わされ、
日々板挟みで、胃の痛い職業のようです。

本書の著者、長坂信人さんは、秋元康さんと
知り合いだったことから、業界経験ゼロ、
まったく素人だった状態からプロデューサーに
なった方です。

  「本書は、たいした志もなく成り行きで
  映像業界に足を突っ込み、素人プロデューサーを
  経て素人社長となった私が、その仕事人生の
  なかで、素人なりに見つけた仕事術や、
  偉大な先輩・恩師から学んだことをまとめた
  ものです。」

長坂さんが代表取締役を務める映像制作会社、
オフィスクレッシェンドは、監督、演出家、
プロデューサー、作家など70名を抱える
クリエーター集団です。

「金田一少年の事件簿」や「トリック」、
「20世紀少年」、「JINー仁ー」などの
ヒット作を多数生み出している制作会社です。

監督では、堤幸彦さんなどが所属していますね。

長坂さんは、初めは素人だったと言っても、
20年以上も会社を率いていますから、
そこには何かしらのノウハウがあるはずです。

その素人なりの強みを活かすノウハウを
長坂さんは、「素人力」と表現しています。

素人力は、次の十か条にまとめられています。

 1.「まさぐりの砂」であれ
  偉い人にイジられることが存在意義という
  こともある。

 2.「偶然は必然」と知る
  ある誰かと知り合えたり関われるのは、
  その人と関わるべき準備ができていたから。

 3.「きっかけ」を大切に
  人との出会い、仕事のとの出会いも
  すべて「きっかけ」。

 4. 最後まで人の話を聞く、言い訳を聞く
  ヘタに問題解決法をあれこれ考えるより、
  まずは相手の話を遮らずに聞く。

 5. 相手の顔を見て、そこで何かに
  気づくくらいの心配りを
  メンバーを一瞥しただけで異変に気づける
  くらい、普段から観察しておくべき。

 6.「物事の正解はひとつではない」と知る
  ある業界でダメでも別の業界で成功する
  こともある。

 7. スタートが遅れても焦るな
  外野の声に惑わされることなく、
  自分の適材適所を見つけて鍛錬する。

 8. 失敗も肥やしになる
  「負け」は必ず経験しておくべき。

 9. マーケティングなくして利益はない
  プロダクトアウトからマーケットインへ。

 10. 知識なくして知恵は生まれない
  なんでもやってみようという経験が
  知識を蓄え、豊富な知識が知恵を生む。

この十か条は、映像制作業界だけの
ノウハウではないと思います。

新しいことを始めるときは誰でも
最初は素人なので、長坂さんのノウハウは
どんな業界の人でも、活用することが
できるでしょう。

この本から何を活かすか?

仲間由紀恵さんと阿部寛さんの主演で
大ヒットしたテレビドラマ「トリック」。

シリーズ化され、映画化もされた作品ですが、
その第1シリーズは「大赤字」だったそうです。

なぜなら、「トリック」は、やたらと
「屋外ロケ」が多い作品だったから。

実写ドラマでは、スタジオで撮影するよりも、
屋外ロケの方が、比べ物にならないくらい
圧倒的に費用がかかるようです。

本書では、映像制作業界の裏話も豊富に
紹介されていて、読者を飽きさせません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 09:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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