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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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先にしくじる 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術

満足度★★★★
付箋数:25

日経BP社の日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、仕事で失敗したことはありませんか?

失敗しないように、徹底的に準備しても、
あるいは、全てのリソースをつぎ込み、
限界まで努力しても、失敗することはあります。

失敗は、誰でも経験すること。

それでは、なぜ、私たちは失敗するのか?

一言で言うと、それは「人間だから」。

コンピュータやロボットなら陥らずに、
人間だけが嵌ってしまう罠があるからです。

それが人間が生来持つ「7つのバイアスの罠」。

知らないうちに、人間特有のバイアスに
陥ってしまい、気づいたら手遅れになっている
ことが多いのです。

本書で解説される「7つのバイアスの罠」は、
以下の通りです。

 1.「現在バイアス」の罠
  ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
 2.「オプション選好性」の罠
  どっちがいいか決められない
 3.「非合理的な信念」の罠
  勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
 4.「コンコルド効果」の罠
  もはや、引くに引けない
 5.「自己中心性バイアス」の罠
  俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
 6.「完璧主義」の罠
  すべてがそろわないと動けない
 7.「計画の錯誤」の罠
  必ず想定外のことが起こる

これらは、誰もが1つや2つ思い当たる
バイアスだと思います。

なぜなら、もともと人間の本能に
刷り込まれているものだからです。

しかし、世の中には、1つの判断ミスが、
即、人命に関わる職業があります。

例えば、軍隊や病院、そして消防など。

失敗は絶対に許されない職業です。

これらの仕事に従事する人は、一体、
どのようにして、困難かつ非日常な状況で、
正しい意思決定をしているのでしょうか?

実は、絶対に失敗が許されない職場を
研究をして、ノウハウ化した手法があります。

それが本書で紹介される「プレモータム」
という手法です。

これは米心理学者のゲーリー・クラインさんが
提唱した、行動経済学の知見に基づいた
革新的なプロジェクト・マネジメントの手法です。

本書の著者、山崎裕二さんは、20年近く前、
あるベンチャー企業の副社長として経営に
携わっていました。

その会社は創業から1年半経った頃、
非常に厳しい経営状況に陥り、山崎さんは、
見切りをつけて、会社を離れました。

その後、会社はすぐに倒産。

山崎さんは逃げるようにして、
アメリカに渡りました。

そこで出会ったのが、「プレモータム」の手法。

副社長をやっていた時に、この手法に
出会っていたらと、深く後悔したそうです。

  「ある立場以上のビジネスパーソンは失敗を
  防ぐ方法論を絶対に会得すべきである――。
  本書を書き進めながら、そんな思いがどんどん
  強くなっていった。僭越かもしれないが、
  プレモータム・シンキングを紹介することは、
  かつての失敗者である私に、神が託した仕事
  なのではないだろうか。そうすることでしか、
  修羅場から逃げた私の罪は許されない。
  勝手にそう自負して、遅い筆を進めてきた。」

本書では、プレモータム・シンキングを
日本のビジネスシーンに合うように、
ケーススタディを交え、わかりやすく解説します。

この手法は、個人で取り組む仕事よりも、
複数の人数で取り組むプロジェクトやチームで
進める仕事などで、より効果を発揮します。

関わる人が多くなり、仕事が複雑になるほど、
失敗が入り込む余地が高くなるので、
プレモータム・シンキングが生きてきます。

この本から何を活かすか?

では、プレモータムとは、どんな手法なのか?

  「プレモータムでは、最初に失敗を想定する
  ところからスタートする。
  それによって、顕在化していない様々な問題点を
  あぶり出し、それが起こらないよう事前に
  手を打ち、成功に導く。」

プレモータム・シンキングは6つのステップで
進められますが、詳しくは本書をご覧ください。

悲観的傾向が強い日本人には、なじみやすい
手法として紹介されています。

先に失敗の芽を潰して、確実に成功に辿り着く
方法論として有効だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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