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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「3つのF」が価値になる! SNS消費時代のモノの売り方

満足度★★★
付箋数:22

2017年夏、関西の高速道路のサービスエリアの
フードコートで、「ガチャめし」が人気を
集めました。

ガチャめしとは、ガチャを回して出た食券で、
メニューが決まるというもの。

設置されたのは、兵庫県と福井県とを結ぶ
高速道路、舞鶴若狭自動車道の下り線にある、
西紀サービスエリアのフードコート。

ガチャめしは1回500円。
何が食べられるかは運次第。

食事をするというより、遊びに参加している
という楽しさがあり、ガチャめし目当てに
高速道路に乗る人が出てくるほど、
大きな話題となりました。

その盛況ぶりは、普段はあまり混まない
サービスエリアの駐車場が満杯になって、
高速道路まで車の行列ができるほどでした。

ガチャめしが、ここまで人気が出るきっかけに
なったのは「SNS」での拡散でした。

「ガチャめしをSNSに投稿したい」という思いを、
うまく誘発したことがポイントです。

  「知られなかったら、ないのと同じ」

今の時代、「この商品はSNSで投稿して
もらえるか」といった視点で考えることが
重要になるのです。

本書は、SNSによって消費が生まれ、
SNSのために消費が生まれるようになった、
「つながりの経済」時代のマーケティング本。

著者は、実践的マーケティング手法、
「エクスペリエンス・マーケティング」
(エクスマ)を提唱し、コンサルティングを
行っている藤村正宏さんです。

「つながりの経済」とは、消費者が個別に
SNSでコミュニティをつくり、その中で自分の
消費を決める「SNS消費」に支えられた経済です。

もちろん、つながっているのはSNSだけでなく、
リアルなつながりによっても人々の消費は
大きな影響を受けます。

  「どんなに優れた宣伝も、家族のひと言には
  かなわない。どんなに優れた広告も、
  仲間の勧めにはかなわない。どんなに優れた
  マーケティング戦略も、個人と個人のつながり
  にはかなわないのです。」

藤村さんは、「つながりの経済」の時代に
重要なのは、家族(Family)、友達(Friend)、
フォロワー(Follower)の3つであるとし、
これらをまとめて「3つのF」と呼びます。

目先の利益だけを追い求め、今日の売上を
達成したとしても、顧客との関係性を悪化
させてしまうと、将来の顧客を失ってしまう
ことがあります。

必要なのは、共感を得て、3つのFでつながりで、
長期にわたって信頼関係を創っていくこと。

それが、時間はかかるけれど、
お金では買えない独自の「価値」に
育っていくのです。

SNSをビジネスに最大限活用するためには、
次の3つがキーワードになります。

  「組織」より「個」
  「売る」より「関係性」
  「仕事」より「楽しさ」

本書では、個人が発信する手段を持ち、
個人の発信が価値があるSNS消費の時代に
有効なマーケティングの手法を、
さまざまな事例を挙げながら解説します。

ただ単に形だけSNSをやっている企業や、
SNSを有効に活用できていない企業にとっては、
ヒントになることが多い本だと思います。

 第1章 SNS消費時代。
    あなたの発信はそれ自身が「商品」
 第2章 「つながり」の経済では
    「3つのF」が力を持つ
 第3章 やり方ではなく、楽しみ方!
 第4章 商品・サービスではなく、
    個人にファンがつく時代

この本から何を活かすか?

SNSはコツコツ続けることが大事。

本書では、北海道の真ん中あたりの町、
「比布町(ぴっぷちょう)」の成功事例
が紹介されていました。

ユーチューブや他のSNSを使って、
2016年11月から、比布町の良いところ
(個性)を発信し続けているようです。

その結果、何が起こったか?

  「プロジェクトが指導してまだ1年も
  経たないうちに、人口が増えてきました。
  4ヶ月連続で増えた。これは40年ぶりのこと
  だといいます。周囲の市町村がみんな
  人口減少が続いているのに、比布町は
  少しずつ増えたのです。」

SNSで地域活性化に成功した事例として、
他の自治体も参考にすべきだと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| マーケティング・営業 | 05:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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