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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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大前研一 デジタル・ディスラプション時代の生き残り方

満足度★★★
付箋数:20

 ・Uber → タクシー会社、タクシードライバー
 ・TESLA → 自動車会社、部品会社、ディーラー
 ・Square → POSメーカー
 ・SoFi → 銀行、ローン会社
 ・Amazon → 小売業、物流業
 ・facebook → メディア
 ・Houzz → 住宅メーカー、工務店
 ・Upwork → 正社員、システム開発会社等

これらは、主なデジタル・ディスラプターと
その影響を受ける業界です。

「ディスラプター(disruptor)」とは、
崩壊、混乱という意味の名詞「ディスラプション
(disruption)」から作られた言葉。

ディスラプションには元々、外的要因による
望ましくない突然の変化を表す語感があります。

しかし、ディスラプターとして使われるように
なってから、イノベーションという言葉と共に、
新たな事業・産業をつくった企業や取り組みに
対して用いられています。

  「Uberは既存のタクシー会社を凌駕し、
  Airbnbの出現によってこれまでのホテル業界の
  秩序は破壊されました。昔ながらのリアルな
  小売店が不振を続ける中、Amazonに代表される
  eコマース(EC、電子商取引)は活況を呈して
  います。まさに現代は、デジタル・テクノロジー
  によるイノベーションが既存のビジネス秩序を
  覆し、破壊する “デジタル・ディスラプション” 
  の時代といっていいでしょう。(中略)
  
  本書では、デジタルディスラプションが可能に
  なった背景を分析するとともに、企業や個人が
  どうやって対処すればいいか、その具体的な
  施策についても踏み込んでいきます。」

本書は、大前研一さん他3名の講師が、
経営者向けに行ったセミナーの内容を
まとめたもの。

このセミナーは、BBT大学とプレジデント社が
共同で企画する、企業のトップと参謀を
対象にした1泊2日のエグゼクティブ研修です。

 第1章 デジタル・ディスラプション時代の
    生き残り方(大前研一さん)
 第2章 FinTechビジネス最前線(北澤直さん)
 第3章 リクルートの「Airレジ」(大宮英紀さん)
 第4章 「第四次産業革命」の変化をチャンスに
    変える経営(菅谷俊二さん)

この目次を見てわかる通り、大前さんが
担当するのは第1章のみ、質疑応答の部分を含め
ページにすると、55ページほどです。

また、大前さんが本書のために書き下ろした
「はじめに」も、わずか13行ほどで、
あまり労力をかけずに刊行されています。

肝心のデジタル・ディスラプションですが、
ライドシェアサービスの「Uber」などによって、
影響を受ける業界は、一体、どのように
変わっていくのでしょうか?

その影響は、単にタクシー業界に及ぶだけ
ではありません。

自動車産業全体に影響を与え、Uberはその
経済圏を拡張して、「インフラ企業」に
なっていくと大前さんは予想しています。

Uberはスマホを窓口に、物流や人の移動、
自動運転や自動車ローンや自動車保険にも
深く関わっていく。

また、ライドシェアサービスが一般化すると、
車は所有するものから利用するものへと
ユーザーの意識も変わります。

自動車の保有台数は現在の約710万台から、
2030年には約340万台へと半減。

そうすると自動車メーカーが影響を受ける
だけでなく、自動車部品を作る下請け会社は
10分の1の数になると予想しています。

こうなると今の自動車産業は、完全に違う
産業へと様変わりしてしまいます。

本書は、大前さんが担当するページ数は
少ないものの、講演をベースにしているので、
非常にわかりやすい内容になっています。

この本から何を活かすか?

デジタル・ディスラプション時代に
「個人」はどうすれば生き抜けるのか?

  「感性、構想力などAIやロボットに代替されない
  スキルを磨き、同時にAI、ロボットを使い
  こなせるスキルを身につけること。とにかく、
  これからは個人で稼ぐ力のある人間を目指す。
  それから、しばらくの間は、デジタルデバイドで
  取り残された人を助けることがビジネスに
  なり得る。これも覚えておくといいだろう。」

これは、デジタル・ディスラプションに限らず、
大前さんが30年以上前から言っていることですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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