活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる

満足度★★★
付箋数:20

  「あなたは、最少の時間で、最大の成果を
  上げていますか? また、部下や後輩の能力を
  引き上げ、チームとして生産性を上げて
  いますか?

  本書は、このような質問に首をかしげた
  プレイングマネージャー、またはすべての
  リーダーの生産性・効率性を高めるための
  ものです。」

著者は、小松製作所からスタンフォード大学院
を経て、マッキンゼーでソウルオフィスを
立ち上げるなど活躍した赤羽雄二さんです。

本書は端的に言うと、残業ゼロを実現して、
私たち一人ひとりがもっと充実した生活を
送ることを目標にした本です。

日本では残業が多いことが常態化している
企業がかなりあります。

なぜ、残業はなくならないのか?

理由はいくつかありますが、
その中で最も大きな要因は、日本企業では
労働時間が長いほど昇進の可能性が上がり、
労働時間が短いほど昇進の可能性が下がる
という現実があることです。

日本人としても真面目さや責任感が、
さらに状況を悪くしています。

  「仕事が終わるまで帰らない、残業してでも
  終わらせないといけない、家族の問題で
  会社を速く出たり仕事に穴を空けたりしては
  いけないという思い込みが強く、滅私奉公に
  なってしまうことです。」

このような状態をなくすために、
赤羽さんは9つのステップで、残業ゼロを
実現する方法を提案します。

  ステップ1 残業を3ヶ月でゼロにすると宣言する
  ステップ2 マネージャー自ら、会社の会議・
       書類を半分以下に減らす
  ステップ3 事業部門・部門長が会議、書類、
       部下のすべての仕事を見直す
  ステップ4 「残業ゼロ促進・生産性向上チーム」
       を置き、活動を強力に支援する
  ステップ5 3ヶ月間、残業代の減額分を
       残業削減報奨金としてフルに出す
  ステップ6 一人ひとりの貢献度の評価方法を
       確定し、四半期目標に合意する
  ステップ7 事業部・部門ごとの貢献度給の
       総額を確定する
  ステップ8 残業ゼロ実現以降、四半期ごとに
       貢献度給を支払う
  ステップ9 残業ゼロが競争力向上に貢献して
       いるか、半年ごとに評価する

残業をゼロにすることは、1人のリーダーの
力だけで実現することはできません。

企業全体で、上は経営陣から下は一般社員まで
総出で取り組む必要があります。

ですから、本書はすべてのポジションの方に
読んで欲しいということなのでしょう。

ただし、読む側からすると、
「いやいや、それは自分の権限では無理」
と思うことが多くあります。

残業削減報奨金や貢献度給を出したりするので、
これらは完全に経営判断になりますし、
さらに組織が大きな企業では労組との調整も
必要となってくるでしょう。

残業ゼロ実現は、それだけ大掛かりな
取り組みですが、個人的にビジネス書としては、
マネージャーやその前後のポジションの方に
ターゲットを絞って書いた方が良かったように
思えました。

第3章以降は、個人にフォーカスしたテーマで
書かれているので、そのパートを前面に出す方が
読者にとっては実現性は高く感じられるはずです。

この本から何を活かすか?

赤羽さんは、残業ゼロ実現のためには、
次の7つの発想の転換が不可欠であると
指摘します。

  発想の転換1 残業という概念を捨てる
  発想の転換2 仕事の8時間を自分の最高速で進める
  発想の転換3 残業ゼロで浮いた時間を自分の
        成長に投資する
  発想の転換4 家族・パートナー・友人・仲間との
        時間を十分確保する
  発想の転換5 年休を完全消化する
  発想の転換6 夏休み、冬休みなどの長期休暇を
        取得する
  発想の転換7 そろそろ世界標準の仲間入りをする

特に注目したいのは、2番目の発想の転換、
「仕事の8時間を最速で仕事を進める」です。

これには無数の改善を続けることが必要です。

仕事に慣れるほど、忘れてしまいがちなので、
発想の転換と言うより、「習慣」として
身につけたいところですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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