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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、フレームワークが使えていますか?

「3C」「4P」「SWOT分析」「PPM分析」
などは、多くのビジネス書などで紹介されている
有名なフレームワークです。

しかし、これらのフレームワークを
知っていても、日常のビジネスの中で
実際に使っている人は少ないと思います。

なぜ、有名なフレームワークは使えないのか?

それは、有名なフレームワークのほとんどが
著名な経営者や世界的なコンサルティング会社が
作ったもので、経営戦略やマーケティングに
使うツールとして、開発されたものだからです。

一方、日常のビジネスで緊急事態が発生した時に、
トラブルに慌てて空回りしてしまう人と、
困難な場面でも的確に行動できる人がいます。

緊急事態のような時にこそ、その人が本当に
持っている実力が明らかになります。

パニックに陥ってしまう人と、冷静に対処できる
人では、いったい何が違うのでしょうか?

この差は、その人の性格的なものや、
頭の良さによって生じるものではありません。

複雑なものを複雑なまま考えようとしているか、
複雑なものを簡単なレベルまで分割して、
シンプルに考えることができるかの違いです。

本書で紹介される「2軸思考」は、複雑な問題を
シンプルに整理し、日常のビジネスで誰もが
使えるフレームワークとして考えれたものです。

著者の木部智之さんは、日本IBMで500人規模の
プロジェクトを統括する、エグゼクティブ・
プロジェクト・マネジャーです。

2軸思考は、木部さんの15年間のプロジェクトの
経験から、日々発生する問題を解決するために
生み出されたものです。

2軸思考は、あらゆる問題をタテとヨコの
2軸で整理する考え方で、2軸の引き方で
大きく3つのパターンあります。

2本の線を左上で交差させる「マトリックス」
タイプ、中央で交差させる「4象限」タイプ、
左下で交差させる「グラフ」タイプです。

こららの2軸のフレームワークは、
3つのステップで作ることができます。

 STEP1 考える目的に合わせて軸のタイプを
    決める
     全体を俯瞰したいなら「マトリックス」、
     ポジショニングを知りたいなら「4象限」、
     変化を見たいなら「グラフ」です。

 STEP2 タテ軸とヨコ軸を決める
     軸となりうるのは、どのタイプでも
     商品・売上・部門などの「要素」と、
     時間・工程などの「流れ」です。

 STEP3 枠に情報を埋める
     どのタイプも枠には「定量情報:数字」
     か、「定性情報:数字以外」が入ります。

シンプルで覚えることが少なく、
自由度が高いのが2軸思考の特徴です。

枠のタイプを選び、軸さえ決めてしまえば、
実は8割方、問題は解決できたようなもの。

その時点で問題はシンプルに整理され、
あとは人間の心理として、空いた枠があると
それを埋めたくなるからです。

また、2軸フレームワークを作る時に
注意すべき点は次の5つです。

  1. 手書きで思考する
  2. ノートは方眼タイプをヨコ向きに使う
  3. どんなに複雑でも2軸に「決める」
  4. 迷ったら「とりあえずマトリックス」
  5. 思考の「ベクトル(方向)」を意識する

本書の後半では、2軸で問題解決する
ケーススタディと、2軸で伝える方法や
資料作成する方法が解説されています。

2軸思考がいくらシンプルだと言っても、
使えるようになるためには、
一定の練習が必要となるでしょう。

しかし、比較的短い期間で習得でき、かつ、
汎用性の高いフレームワークだと思います。

世の中には多くのフレームワークがありますが、
いろいろ覚えるよりも、2軸フレームワーク
だけを徹底的に使いこなせるようなった方が
ビジネスでは有用でしょう。

この本から何を活かすか?

本書では、相手に1回で伝わる「伝え方」の
3原則が紹介されていました。

  原則1 「短く」伝える
  原則2 「構造」を意識して伝える
  原則3 「イメージ」を伝える

この3原則に沿って伝えるためのツールが、
2軸フレームワークです。

2軸でメモをとって整理しながら話すと、
コミュニケーションもとり易いようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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