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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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サブスクリプション・マーケティング

満足度★★★
付箋数:24

  「エコノミーといえばサブスクリプション・
  エコノミーを意味する時代がすぐにやってくる
  かもしれない。(中略)
  2012年1月から2016年9月までの
  サブスクリプション・エコノミーの売上高は、
  S&P500企業の売上高の9倍、米国小売売上高の
  4倍の勢いで伸びた。
  サブスクリプション・エコノミーの成長は
  著しい。」

サブスクリプションとは、もともとは
雑誌の「予約購読」「年間購読」の意味です。

現在では、製品やサービスを購入するのでは
なく、利用権を借りて代金を支払う方式の
ビジネスモデルのことを言います。

主にソフトウェアの利用形態として採用されて
きましたが、近年、さまざまな業種で
取り入れられています。

定額制や利用期間・利用度合いに応じた
従量制などの支払方式があります。

わかりやすい例がアマゾンです。

アマゾンと聞くと、たいていの人は
家に届けられるロゴマーク入りの箱を
思い浮かべました。

私たちは、アマゾンから形のあるモノを
買っていたのです。

しかし、現在のアマゾンはアマゾン・プライム
で売上高を飛躍的に増加させています。

アマゾン・プライムは当初、会費を支払うと
配送料が無料になるサービスに過ぎませんでした。

しかし、その後プライム会員をつなぎとめる
ためにアマゾンは様々なサービスを追加しました。

今ではプライム・ビデオやPrime Music、
Kindleオーナーライブラリー、
アマゾン・パントリーなどのサービスが
追加料金なしで利用できます。

アマゾンはサブスクリプションモデルの
パワーをフル活用しているのです。

本書は、あらゆる業界に変革をもたらす
「サブスクリプション」の入門書です。

著者は、マーケターでプロフェッショナル・
ライターのアン・H・ジャンザーさん。

ジャンザーさんは、本書の初版本(日本語版
へは未翻訳)を2015年に出版したときには、
よく訝しげな目を向けられたと言います。

数年前には、サブスクリプションと聞くと、
新聞や雑誌の定期購読のことを
思い浮かべる人が多かったからです。

その後、多くの企業がサブスクリプション型の
ビジネスモデルに参入したことによって、
世間の見方も随分と変わってきました。

本書は、最近のサブスクリプション業界の
動向を盛り込んだ改訂第2版です。

ソフトウェアはクラウドサービスを利用。
DVDは買わずにネット配信を視聴。
情報収集のため定額の有料アプリを使う。
食品は定期購入し、衣服はレンタルする。

「5年以内に私たちは何も買わなくなり、
すべてをサブスクリプションという形で
利用するだろう」と言っている人もいます。

本書は、「所有から利用へ」の時代に不可欠の、
継続収益を生むマーケティングを解説します。

  「本書では、価値の育成(バリュー・
  ナーチャリング)をマーケティング活動の
  基本的目標に加えることをマーケターに
  求めたい。客が最初に何かを買ってくれた
  時点から価値の育成は始まる。
  その目的は、顧客があなたの提供する商品、
  サービスから価値を最大限引き出せるよう
  支援することにある。」

企業がサブスクリプション型ビジネスを
どのように導入して、導入した後も、
いかに価値を育成して継続的収益を上げるかを
本書では、かなり丁寧に解説しています。

米国の事例で、多少ピンとこない部分は
あるものの、サブスクリプションの入門書
としては非常にわかりやすい本だと思います。

この本から何を活かすか?

  価値育成のための4つの基本ルール

サブスクリプション契約を済ませた顧客を
支援、育成するには、次の4つのルールに
従わなければならないようです。

  1. 価値の育成はまず顧客から。
  2. 人間的に。しかし、一貫性を大切に。
  3. 誤りはスマートに処理する。
  4. つきまとわない。

特に、ビッグデータを利用して顧客の
行動を追い過ぎると、つきまとっていて
気持ち悪いという印象を与えてしまうので
メッセージを送る際には注意が必要です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| マーケティング・営業 | 05:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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