活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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隠れ疲労 休んでも取れないグッタリ感の正体

満足度★★★★
付箋数:24

  「地球上のあらゆる生き物の中で “過労死” 
  するのは人間だけです。例えば、百獣の王と
  いわれるライオンは、どれだけ空腹であっても、
   “疲労感” を覚えたら迷わずに獲物を追うのを
  止め、身体を休めます。しかし人間は、
  身体が悲鳴を上げていることに気付かず
  壊れるまで走り続けてしまう・・・。」

人間以外のあらゆる生き物は、疲れたら回復
するまで休みますが、人間だけが疲れても
休まずに働き続けることがあります。

その最悪の結末が、「過労死」です。

では、なぜ、人間だけが過労死をするので
しょうか?

その理由は、人間は前頭葉が非常に発達
しているめ、身体が送ってきた疲労データを
脳が認識できないことがあるからです。

ここで重要なのは、「疲労」と「疲労感」は
別物だということです。

疲労は、「実際にたまっていく疲れ」のこと
ですが、疲労感は、「脳というフィルターを
通した感覚」に過ぎません。

そのため、本当は疲れがたまっているのに、
それを脳が認識できないことが起こります。

これが本書のタイトルにもなっている
「隠れ疲労」です。

隠れ疲労が進行すると、「これといった原因も
ないのに、最近グッタリしている」といった
状態になってしまいます。

脳の中でドーパミンやβエンドルフィンといった
快楽物質や興奮物質が分泌されると、
身体が送ってきた疲労データをかき消してしまい、
わたしたちは、疲労感として認識できないのです。

「隠れ疲労」があるために、
あなたは、自分で思っているいる以上に、
疲れているのかもしれません。

本書は、「疲労」と「脳」のメカニズムを知って、
正しい疲労回復法を学ぶ本です。

著者は、「ホンマでっか!?TV」などでも
活躍する医師の梶本修身さんです。

梶本さんは、最初に広く世間で信じられている、
「誤った疲労回復法」を指摘しています。

  誤り1. 栄養ドリンクで疲れが取れる
  誤り2. 熱い温泉にざぶんとつかって、疲労回復
  誤り3. 運動で仕事の疲れをリフレッシュ
  誤り4. 精神的に疲れたら、お酒を飲んで
     スッキリ解消
  誤り5. 疲れた日は、うなぎや焼肉でスタミナ回復

これらは大間違いの疲労回復で、
逆に余計に疲れてしまうこともあるようです。

他にも、「甘いもので疲れが取れる」とか
「タバコを吸うと疲れが取れる」という考えも
誤った常識です。

特にタバコに含まれるニコチンはドーパミンを
放出するので、疲労ではなく「疲労感」だけが
軽減して、「隠れ疲労」を促進してしまうようです。

梶本さんが、2003年に産学官連携で実施した
「抗疲労プロジェクト」の試験で、実際に
「抗疲労成分」としての効果が認められたのは、
わずか4つの成分だけでした。

それが、「クエン酸」「コエンザイムQ10」
「リンゴポリフェノール」「イミダペプチド」
という成分です。

これらの内、圧倒的な抗疲労効果を見せたのは、
「イミダペプチド」で、もともとは、渡り鳥の
抗疲労メカニズムで注目された成分でした。

イミダペプチドを最も豊富に含んだ食材は、
「鶏のむね肉」で、本書ではそれを使った
抗疲労レシピも紹介されています。

また、イミダペプチドが200mg以上入った
サプリを飲んでも手軽に摂取可能です。

梶本さんの説明は、わかりやすく論理的。

誤った常識を捨てて、納得感をもって
正しい疲労対策を実践することができます。

「最近、疲れが取れないないな」と感じたら、
是非、本書を読んでみてください。

この本から何を活かすか?

睡眠は、疲れを回復する唯一の手段です。

そのため本書では、「睡眠の質を上げる
5つの方法」を紹介しています。

  1. 決まった時間に起きる
  2. 軽い運動を取り入れる
  3. 40度以下のぬるめのお湯に15分、半身浴
  4. 寝る1時間前にリラックスタイムを設ける
  5. 照明をオレンジ色にする

また、男女では快適な温度が違うので、
睡眠に関しては、男女が一緒に寝ることは、
マイナスに作用する可能性が高いようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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