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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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専業主婦は2億円損をする

満足度★★★
付箋数:20

本書は、橘玲さんの本にしては、
珍しくロジックに綻びが見える本でした。

その理由は、「専業主婦」というテーマに
橘さん自身がほとんど興味がなかった
にも関わらず、頼まれて書いた本だから。

本書は、橘さんの著書『幸福の「資本」論』を
若い女性向けにカスタマイズしたもの。

「金融資本」、「人的資本」、「社会資本」
の3つに分けて考え、幸福度を上げるための
人生設計するのが本書のベースにあります。

橘さんが本書の企画に乗ったのは、
「日本では専業主婦批判はタブー」に
なっていると聞いたからのようです。

本書は「専業主婦は何ひとついいことがない」
というところから始まります。

 ・専業主婦はお金がない
 ・専業主婦は自由がない
 ・専業主婦は自己実現できない
 ・専業主婦はカッコ悪い
 ・専業主婦になりたい女子は賢い男子に
  選ばれない
 ・専業主婦には“愛”がない
 ・専業主婦の子育ては報われない
 ・専業主婦は幸福になれない
 ・専業主婦は最貧困のリスクが高い

本書では、「なんでそんなことになるの?」
という理由を1つずつ説明していきます。

本書のタイトルにもなっている、
「専業主婦は2億円損をする」は、
単に専業主婦になって働かなくなると、
その分の収入がなくなるという話しです。

橘さんの話の前提には、「幸福とは自由
(自己決定権)のことであり、そのためには
経済的独立をしていかなければならない」
という考え方があります。

経済的独立を自分から捨ててしまう
専業主婦は「自由と幸福」からもっとも遠い
存在と考えるのです。

結婚しても「生涯共働き」するのが、
最強の人生設計だと、橘さんは言います。

本書は専業主婦を批判することが
本来の目的ではなく、若い女性に幸せな人生を
歩んでもらうことが最終目的です。

そのため、専業主婦にならないことも含め
以下の人生戦略を提示します。

  ・これからは、専業主婦はなにひとつ
   いいことがなくなる

  ・好きな仕事を見つけて、それを
    “スペシャルな仕事” にする

  ・スペシャルな仕事をずっと続けて
   「生涯現役」になる

  ・独身ならソロリッチ、結婚するなら
   ダブルインカムの「ニューリッチ」を
   目指す

  ・フリーエージェント戦略で、
   カッコいいファミリーをつくる

橘さんが書くように、日本では、
女性が子どもを産むと、差別を実感する
という面もあると思います。

また、働いて出世しようとすると、
まだまだ男女格差が存在します。

しかし、世の中には自分の時間を犠牲にして
働きたくないと考える人もいますから、
万人に共通する「これが正解」という
生き方はないと思います。

経済学の「限界効用の逓減」に基づくと、
世帯収入が1500万円を超えると、
幸福度にそれほど変化はないようです。

この理論に拠ると、結婚した旦那の収入が
1500万円以上あれば、女性は自分が働いて
収入を得る必要はないとも言えます。

本書は、橘さんの過去の著作を
読んでいる方にとっては、
それほどオススメできません。

しかし、橘さんの本をこれまで
読んだことのない方にとっては、
新しい視点を与えてくれる部分も
あると思います。

この本から何を活かすか?

橘さんは、結婚の対象として「同類婚」が
増えていくと言います。

同類婚とは、学歴などの社会的バックボーンが
同じ人同士の結婚です。

その方が趣味や会話が合うので、
結婚生活がうまくいくと言われています。

私と妻は、大学の同級生なので、
この同類婚そのものです。

私の家庭が、今のところ上手く行っているのは、
同類婚のおかげかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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