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あの明治大学が、なぜ女子高生が選ぶNo.1大学になったのか?

満足度★★★
付箋数:24

明治大学が、そんなことになっているなんて。

これが、本書のタイトルを見たときの
私の率直な感想でした。

現役の高校生や、教育熱心な母親にしてみると、
明治大学が「高校生が最も志願したい大学」
であることは、既に当然の事実のようです。

かつての明治大学は、いい大学ではあるものの、
少なくとも明るく華やかなイメージの
大学ではありませんでした。

早稲田、法政、中央などと同じように、
バンカラな男っぽいイメージの大学でした。

しかし、現在の明治大学は伝統を維持しつつ、
おしゃれな大学に変貌しました。

高校生が志願したい大学ランキングの
関東エリアにおいて、8年連続で1位を獲得
しています。

どのようにして、明治大学は変わったのか?

本書は、その理由を探った本です。

著者は、明治大学のOBではない上阪徹さんです。

上阪さんは、明治の出身ではないからこそ、
客観的な目線で、その改革をレポートできたと、
「あとがき」で振り返っています。

明治大学の人気が出たのは、高層ビルの
「リバティタワー」を建てて、キャンパスが
キレイになってからという単純な理由では
ありません。

もちろん、キャンパスが高層ビルであることも
人気の一因ですが、それは本筋ではありません。

明治大学が人気を博しているのは、
「ブランドイメージ」を大きく変えることに
成功したからです。

特に、女子の支持を得るべく広報が中心に
なって、ブランドイメージをシフトさせました。

  「明治大学のブランドイメージは2段階で
  アップした、といえるかもしれない。
  リバティタワーの建設で、明治のブランド
  イメージが変わっていくと見たタレントや
  モデルなど情報感度の高い女子学生が
  集まってきた。

  そして次に、そうして集まって来た
  女子学生という情報価値を最大化し、
  大きく打ち出していって、まだ大学イメージを
  あまり持っていない高校生たちにアプローチ
  していったのだ。

  2つの相乗効果が、志願したい大学
  ナンバーワンを生み出したのである。」

俳優の向井理さん、ジャニーズの山下智久さん、
女優の北川景子さんや井上真央さんらも
自ら希望して、明治大学に入学してきました。

明治大学は、イメージ戦略を進めると同時に、
大学の中身の改革も行いました。

 受験生に配慮した入試制度と標準的な勉強を
 していれば点数が取れる入試問題。

 日本で唯一の「数学」を全面に打ち出した学部。

 1日5000人が集まる使いやすい図書館。

 アメリカのディズニー・ワールドへの
 インターンシップ留学。

 1人当り最大300万円の留学助成金。

 1400人も募集する大規模な給費奨学金。

箱物の充実だけでなく、学生目線からの
中身を魅力的にする改革も同時に行っています。

個人的にウマイなと思ったのは、学生だけでなく、
親が納得する材料を用意しいるところです。

いくら高校生に魅力的な大学に映っても、
それだけでは納得しない親も多いでしょう。

しかし、「就活の明治」という言葉がある通り、
就職に強いことがわかれば、親も安心して
子供を明治大学に進ませることができます。

明治大学は、「全国指導教諭が勧める大学」
でも、ずっとNo1の座をキープしています。

実際に就職支援ガイダンスも高い出席率で、
年間で100を超える就職支援行事が行われ、
高い内定率を誇っているようです。

本書は、ブランディングの成功事例として
非常に良くレポートされた本だと思います。

この本から何を活かすか?

我が家では、娘が高校2年生です。

しかし、私も妻も地方の国立大出身なので、
首都圏の私立大学については、
ほとんど情報を持っていませんでした。

あまり子供の進学に関わる予定はありませんが、
親として最低限知っておいた方がいいことも
あるので、本書は妻にも薦めたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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