活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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シグナル:未来学者が教える予測の技術

満足度★★★
付箋数:23

  「未来はある日突然、完璧な形で立ち現れる
  わけではない。少しずつ、姿を見せる。
  最初は社会の端っこに、ぽつぽつと出現する。
  初めから主流であることは決してない。
  何の脈略もなく登場するので、点と点の間には
  共通点も関連性もなさそうで、
  意味のあるつながりを見出すのは難しい。
  しかし、徐々に一定のパターンが形成され、
  まぎれもないトレンドとなって浮かび上がる。
  たくさんの点が収斂し、一つの方向性や傾向を
  示すようになる。何らかの人間のニーズと、
  それを実現するための新たなテクノロジーを
  組み合わせ、未来を形づくる力となる。」

世界を変える画期的な新製品やサービスは、
世に出るかなり前に、何らかのシグナル
(兆候)が現れます。

しかし、大半の人はそれを見逃してしまいます。

私たちは次に主流となる「本物」のトレンドと、
一過性の「ニセモノ」との違いを、
どのように見分ければよいのでしょうか?

本書は、未来を読むための方法論を紹介した本。

著者は、未来学者で、フューチャー・トゥデイ・
インスティテュートの創設者として、
世界中の顧客に未来予測と戦略を提供する
エイミー・ウェブさん。

空飛ぶ車はなぜ実現しないのか?

なぜ任天堂は生き延び、DECは消えたのか?

自動運転、ロボテクス、宇宙・・・
グーグルは何をしているのか?

ウーバーと他のスタートアップとの
最大の違いはどこにあるか?

なぜマイクロソフトのAIロボットは爆走したのか?

本書では、こういった疑問に答えながら、
未来学者のモノの考え方を説明します。

それは、傍流から主流へ変わるシグナルから、
新たなトレンドを予測し、未来について
より良い判断を下す方法です。

本書の未来予測は、次の6つのステップ
から成ります。

 1.社会の端っこに見を凝らす
  端っこからの情報をとらえられるように、
  幅広く網を張り、ノードとノード同誌の
  関連性を示すマップをつくります。

 2.CIPHER(サイファ)を探す
  端っこから集めたデータを分類し、
  隠れたパターンを発見します。

  探し出すCHIPHERとは、矛盾(Contradiction)、
  変曲(Inflection)、慣行(Practice)、
  工夫(Hack)、極端(Extreme)、希少(Rarity)
  の頭文字です。

 3.正しい質問をする
  自分の仮説や主張に穴がないか確認するために、
  正しい質問をして、パターンが本物のトレンド
  かどうか見極めます。

 4.ETA(到達予定時刻)を計算する
  トレンドを解釈し、タイミングが合っているかを
  確認します。
  その際には、内部の変化と外的要因の両方を
  計算に入れます。

 5.シナリオと戦略を考える
  未来に「起こりうる」、「起こるかもしれない」、
  そして「起こりそうな」シナリオを考え、
  それぞれに対応した戦略を立案します。

 6.行動計画の有効性を確認する
  トレンドに対して選んだ戦略が、望ましい結果を
  もたらすかどうか確認するために、現在と未来の
  両方についてストレステストにかけます。

本書では各ステップで数多くの事例を挙げて
説明します。

わずかなシグナルから台頭しつつあるトレンドを
見つけ、未来のシナリオ・戦略を考えることは、
経営者はもとより、リーダー、チーム、
そして個人にとっても、現在の判断を下すために
役立つことでしょう。

この本から何を活かすか?

TEDに「私がオンラインデートを攻略した方法」
というプレゼンテーションがあります。

30歳で婚活サイトに登録した女性が、
独自の分析と工夫、見せ方の最適化を繰り返し、
理想の結婚相手を見つけるストーリーです。

そのプレゼンをしたのが本書の著者である、
ウェブさんです。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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