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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?

満足度★★★★
付箋数:24

企業が新卒採用時に最も学生に求めるのは、
「コミュニケーション能力」です。

なぜ、コミュニケーション能力がそんなに
重視されるのでしょうか?

月間150万PVを誇る「仕事の本質」を突いた
人気ブログ「Books&Apps」の著者、
安達裕哉さんは、本書でその理由を2つ
挙げています。

1つ目の理由は、ますます知識が専門分化
しているため、専門家同士の協力なくして、
成果をあげることができないビジネス環境に
なっていること。

例えば、Webサービスの開発・運営する場合。

プログラマー、エンジニア、デザイナー、
マーケター、ビジネス・プロデューサーなど、
深い知識の専門家が必要です。

しかし、これらの専門家は有機的に連携
しなくては、いいサービスが作れないので、
同時にコミュニケーション能力も求められます。

2つ目の理由は、会社のコアメンバーが行う
定型業務が減少し、非定型業務が増えているから。

非定型業務は、クリエイティビティが求められ、
試してみて失敗したら改善するを繰り返します。

この改善活動は1人ではできず、さまざまな
視点からアイディアを求めるため、
コミュニケーション能力の有無が死活問題に
なるのです。

ところで、コミュニケーション能力とは、
いったいどんな力を指すのか?

コミュニケーションの核となる技術は、
「伝わる」こと。

実は、「伝える」ことは誰でもできますが、
相手に「伝わる」ことは案外難しい。

伝えるだけでは、人を動かすことはできず、
相手に伝わったときに、初めて人は動きます。

安達さんは、人にきちんと「伝わる」ように
するために、知っておくべきことが3つあると
説明します。

 1. 「伝わる」のは、相手が聞きたい(見たい)
  と思うものだけである。

 人は見たくないもの、見ようとしないものは、
 基本的に見えません。

 ときには、相手が聞きたいと思えるように
 なるまで、待つことも必要です。

 2. 「感情」抜きには、伝わらない。

 人には論理によっては伝わりません。

 人に最もよく伝わるのは、感情であったり、
 心の動きであるため、本当に伝えたいときには、
 熱意や感情を伝えなければなりません。

 3. 人は「誰に言われたか」を重視する

 同じことを言っても、誰が言うかで、
 その伝わり方はまったく異なります。

 「誰に言われたか」を重視するのは人の本質。

 もし、あなたが言っても伝わらなければ、
 あなたが変わるか、権威を身につけるか、
 あるいは、他の人に言ってもらわなければ
 なりません。

本書には、安達さん自身の考えだけでなく、
安達さんが人から聞いた話しがたくさん紹介
されています。

これが、エピソードベースなっていて、
本質をついているので、すっと腹落ちする
内容になっています。

ある経営者は、コミュニケーション能力が
高い人が好まれるのは、最近の悪しき風潮だと
言っています。

採用のときに分かる程度のコミュニケーション
能力は、あくまで表面的なもの。

真のコミュニケーション能力の源泉は、
相手に対する「敬意」だと言います。

敬意があれば、配慮のある使うべき言葉は、
自然と生まれ、長く続く人間関係が築けます。

人に対して、敬意が持てない人は未熟であり、
そこには権利の要求と、認められたいという
欲望しかないと言います。

コミュニケーションについて、安達さんが
見聞きしたエピソードは、非常に心に響きます。

本書がまさに、「伝える」のではなく、
「伝わる」内容になっています。

この本から何を活かすか?

本書のエピソードの中でも、私が気に入ったのは、
知っていても、知らないふりをする専門家の話。

そのマーケティングの専門家は、本当は深い
知識を持っていても、知らないふりをします。

マーケティングについて相談されても、
決して自分の知識を無駄に見せたりしません。

人は誰でも、自分の知っていることを
しゃべりたいと思うもの。

その本質を理解しているので、その専門家は
知らないふりをして、相手に少し疑問を
投げかけることだけに徹しているのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| コミュニケーション | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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