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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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グラフをつくる前に読む本

満足度★★★
付箋数:23

  「本書は、勘と経験と過去の前例にそって、
  エクセルやパワーポイントを使ってなんとなく
  グラフを作ってきたビジネスマンのために、
  絶対に知っておかなければならない
   “データの見せ方” を超簡単・超丁寧に
  解説しています。」

著者は、マーケティングの領域で人工知能の
研究を行うデータサイエンティストの
松本健太郎さん。

なぜ、高度なビッグデータの分析を行う
データサイエンティストが、グラフなどどいう
初歩的なテーマの本を書いたのか?

それは、松本さんがある事実に気づいた
からです。

その事実とは、多くのビジネスマンが
「思い込みと勘違い」でグラフを
作っているということ。

その結果、何かが間違っていても、
作った本人も何が間違いかを指摘できない
グラフが生まれています。

それは、これまで一度もグラフの作り方を
教わった経験がないからです。

グラフに関して、足りない知識と誤った理解
によって、多くの人が使い方を間違え、
ビジネスの現場を混乱に巻き込み、
時間を無駄に浪費させています。

そのような状況を生み出さないために、
初歩的であっても正しいグラフの作り方を、
知ることは大切です。

そもそもグラフには2つのメリットと、
1つのデメリットがあります。

メリットの1つ目は、あなたの伝えたい
内容を言葉にしなくても相手に伝えやすい
ということです。

グラフは言葉を不要にするのです。

メリットの2つ目は、図だから覚えやすい
ということ。

グラフは数字を「絵」に変えて、
覚えやすい形で表現します。

これらのメリットがある一方で、残念ながら
グラフにはデメリットもあります。

それは、誰でもなんとなくそれっぽい
グラフが作れるということ。

そのため、わかりにくいグラフが
あちこちに蔓延しているのです。

グラフの生み出された歴史を考えると、
わかりにくいグラフは、グラフとは呼べません。

本書で解説されるのは、棒グラフ、折れ線グラフ、
円グラフ、レーダーチャート、ヒートマップ、
散布図、積み上げグラフの7種類。

例えば、最近よく見かけるようになった
ヒートマップを作る際には以下の3点に
注意します。

 1. ヒートマップが一番得意な表現方法は
  データの「偏り」。

 2. データが特定のデータ項目に偏っているか、
  あるいはまんべんないか、データの傾向を
  感覚的につかめるのが特徴。

 3. 色を見てざっくり判断するので、どのように
  データ項目を並べれば傾向が表れるかを
  考えよう。

データそのものにも「横断面データ」と
「時系列データ」の2つがあります。

それを踏まえて、ビジネスの現場で使われる
「比較」と「推移」を表現するには、
最適なグラフを選ぶ必要があります。

さらに、選んだグラフにどんな意味を持たせ、
どう表現するかも考えなくてはなりません。

同じグラフを選んでも、並べ方ひとつで、
意味合いが全く違って伝わるのです。

今まで、なんとなくグラフを作っていた方は、
一度本書でちゃんと学んだ方がいいでしょう。

また、適材適所なグラフの使い方が
わかっている人にとっても、本書はグラフの
「歴史」がわかる興味深い本になると思います。

この本から何を活かすか?

グラフの中で、一番良く使うのが棒グラフ。

あなたは、棒グラフの発明者を知っていますか?

棒グラフをよく使う人でも、発明者は知らない
人が多いのではないでしょうか。

発明者は、1957年生まれのスコットランド人、
ウィリアム・プレイフェアさんです。

彼が1786年に出版した著書の中で、
はじめて棒グラフが採用されました。

棒グラフが誕生してから、まだ230年ぐらい
しか経っていないのです。

また、折れ線グラフも円グラフも
実はプレイフェアさんが発明しました。

しかし、プレイフェアさんは波乱万丈の
人生を歩んだため、グラフの発明家として
評価されたのは、死後80年以上経ってから
だったようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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