活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

アイドルエコノミーで稼げ!

満足度★★
付箋数:17

かつての日本は家や車を販売し、人々はそれを
「所有」することで、経済を成長させてきました。

しかし、モノあふれの時代になってら、
人々が新たにモノを所有したがる欲は減退し、
「シェア」するビジネスが台頭してきました。

ひとつの物件に複数の人が住むシェアハウス、
会員同士が車を共同で使うカーシェアリング
などがその典型です。

更に、ここにきて、そのシェアの概念を
一歩進めたビジネスが急成長してきました。

それは、自分ではリソースを持たずに、
空きリソースを見つけ、必要としている人と
マッチングさせるサービスです。

大前研一さんは、この新しいサービスの概念を
「使われていない=Idle」の意味から、
「アイドルエコノミー」と呼びます。

一般の人が自分の空き時間と自家用車を使って
他人を運ぶサービスを提供するUber(ウーバー)。

個人の空き部屋や空き家を、宿泊先として
借りたい人に貸すAirbnb(エアビーアンドビー)。

これらのサービスが、アイドルエコノミーの
代表的な例です。

本書では、アイドルエコノミーを活かした
他の例も多数紹介・解説し、この分野に眠る
大きなビジネスチャンスに言及します。

アイドルエコノミーで利用する空きリソースは
大きく分けて5つに分野されます。

 1. 場所
  家・部屋・土地・駐車場・オフィススペース
  ・結婚式場・イベント会場・屋上など

 2. 稼働
  倉庫・印刷所・クリーニング・料理教室
  ・トイレ・洗濯機・農場・広告枠など

 3. 専門家の空いた時間
  フリーランサー・ガイド・医者・子守
  ドッグシッター・旅行代理店・料理人など

 4. 物
  ファッショングッズ・道具・カメラなど

 5. 乗り物
  タクシー・自転車・自動車・プレジャーボート
  ・プライベートジェットなど

ビジネスとして成立しているのかどうか
わかりませんが、アメリカには自分の家の
トイレを有料で貸し出すAirpnpなるサービス
まで登場しているようです。

また、本書では紹介されていませんが、
試作料理の評判を確かめたい料理人と
プライベート空間で料理を楽しみたい人を
マッチングさせるサービスもあります。

これはシェフが自宅で作った料理を提供し、
参加者はあまり高くない参加費とワインなどを
持参して、料理を楽しむイベントです。

こういったアイドルエコノミーで勝者に
なるためには、「新しい事業を先に考えつく」
ことが非常に重要であると大前さんは説きます。

そのために必要なのが「限界突破の発想法」。

本書では、5種類の限界突破の発想法に
ついても解説されていました。

本書は、大前さんのアイドルエコノミーに
関するパートが53ページ。

他にネスレ日本のCEO・高岡浩三さん、
日本交通の会長・川鍋一朗さん、
ラクスルの代表取締役・松本恭攝さんが、
自社の事業について語るページで構成されます。

いずれも講演の内容を書籍化したものなので、
それほど深い内容ではありません。

本書に興味がある方でも、実物を見てから、
購入するかどうかを判断するのが賢明です。

この本から何を活かすか?

実は、本書で一番良かったのは、
ネスレ日本の高岡浩三さんのパートです。

ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタや
ネスカフェ アンバサダーなどを使った
マーケティング手法が紹介されていました。

またネスレ日本の人事部門のマーケティング
についても興味深い話がありました。

ネスレ日本の人事が目指しているのは、
「ネスレ日本には入りたいけれど、
自分には絶対無理」とほとんどの学生が
思うような会社にすることです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 06:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3158-60a74ea3

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT