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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造

満足度★★★★
付箋数:27

世の中には、「こんなもの誰が買うの?」と
思えても、非常に売れているモノがあります。

漢字ドリル、掃除機、軍手、保育園・・・

実は、「こんなもの誰が買うの?」と思える
モノには2種類あります。

1つ目は、「ぱっと見ただけでは、
みなに受け入れられそうにない」商品。

実はそのように見えても、本当に
売れるモノは「共感」を宿しています。

2つ目は、「平凡すぎて、もう、
おいしくないんじゃないの?」という
ありふれた商品。

しかし、ありふれた商品は、実のところ
磨けば光るブランド予備軍なのです。

では、なぜ「こんなもの誰が買うの?」と
思えるモノが売れるのか?

その理由は、「マイクロインタレスト」。

今の時代、人々の興味関心、嗜好は
細分化されバラバラになっています。

その極小細分化した、たった1人に届く
価値を提供する。

そのマイクロインタレストまで
価値が届いているから売れるのです。

本書は、共感から始まる顧客価値創造で、
ブランドを構築するノウハウを、
6日間の講義形式でまとめた本です。

講師は、ブランド・クリエイターの
阪本啓一さん。

 はじめに 開講にあたって
 DAY 1 どうすればブランドになりますか?
 DAY 2 ビジョンとミッションを意識しよう
 DAY 3 「異」に出会えば、「新」が生まれる
 DAY 4 古典『大学』に学ぶブランドの「あり方」
 DAY 5 プロジェクトが「熱」を帯びる瞬間
    アフリカ! !
 DAY 6 強いブランドには感染力がある
 おわりに 講義後の雑談

まず、1日目の冒頭はブランドの定義から
始まります。

  「マーケティングとは販売を不要にする
  ものだ。そして、ブランドとはマーケティング
  を不要にするものである。
   “販売を不要にする” というのは、
  わっせわっせと売り込むことなく、
  自然に売れてしまう仕組みを作るということ。
   “マーケティングを不要にする” というのは、
  その仕組みであるマーケティングそのものを
  いらなくしてしまうということである。
  ブランドになると、お客様を探して
  ウロウロする必要がなくなり、
  お客様のほうから寄ってくる。」

実例としては、発売後約2ヶ月で発行部数
227万部を記録したベストセラー
うんこ漢字ドリル』を用いて、ブランドに
なるための8つの要素を解説します。

8つのブランド・エレメントとは、
「世界観」、「エッセンス(価値提供」、
「機能ゾーン、ブランド・ゾーン」、
「カラー」、「ロゴ」、「パッケージ」、
「ネーミング」、「価格」。

この8つの中で、ブランドの幹となるのは、
「世界観」で、他の要素は枝葉です。

ちなみに、『うんこ漢字ドリル』の
世界観は、「義務を楽しく」。

これまで、仕方なく義務でやっていた
漢字の学習を楽しいものへと転換する
世界観を作ったから、売れているのです。

強いブランドは世界観が明確。

他の例では、トレーニングジムのライザップが
提供する世界観は「2ヶ月で人生を変える!」
として紹介されていました。

すでにジムだけでなく「ライザップゴルフ」や
「ライザップイングリッシュ」もありますが、
これも同じ世界観から設計されたもの。

阪本さんは、いずれ2ヶ月でお相手を見つける
「ライザップウェディング」が登場することを
予想しています。

本書は、多くの実例を取り上げながら、
どんなものでもブランドに育てる方法を
ステップ・バイ・ステップで学べます。

ブランディングに関わる人には、外せない
必読の書だと思います。

この本から何を活かすか?

本書の目的はブランドにすることではありません。

その奥にあるものこそが真の目的です。

  「ブランドにすることが目的ではない。
  ブランドに宿る “楽しさ”  “ワクワク”
   “喜び”  “感動”  “愛” こそが大事なのだ。
  そして循環させること。
  これこそが、ブランドを作る目的なのである。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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