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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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新版 だれも教えなかった レポート・論文書き分け術

満足度★★★
付箋数:20

株式会社SCCの角井さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、文章を書くことに苦手意識は
ありませんか?

文章を書くことは、学生時代にも求めらますし、
社会人になっても引き続き必要です。

ですから、文章を書くのが苦手だと、
一生苦労すると言えるかもしれません。

苦手になる理由は主に2つ。

1つは、活字離れです。

活字離れは、ずい分前から言われていますが、
ここ10年~20年は携帯・スマホの普及で、
より加速したように思えます。

もう1つは、実は文章の書き方を学校では
習っていないこと。

小、中、高校を通じて、あれだけ「国語」の
授業に時間を割いたにも関わらず、
文章の書き方はほとんど教えられていません。

国語の授業で重点が置かれていたのは、
文章を読んで解釈する方でした。

学校で習うのは、「作文」書き方くらいで、
英米で行われているようなレポートや論文の
書き方の授業はありません。

いわゆる「アカデミック・ライティング」の
授業が行われていないのです。

そんな、文章を書くのが苦手と嘆く
学生の声を聞いて、麗澤大学名誉教授の
大竹秀一さんは、文章の書き方を
「書き分け術」としてまとめました。

大竹さんが、『レポート・論文書き分け術』
を最初に書いたのは2005年のことです。

好評を得て版を重ねていましたが、
今回、今の時代に合わせて「新版」として
書き直しました。

メインとなる読者層は、高校を卒業して
大学や短大、専門学校に在籍中の人たちや、
就職して実務経験の少ない社会人です。

本書の肝は「主観的文書」と「客観的文章」
の書き分けです。

主観的文書とは、自分の立場で書いた文章。
物事を主観的に述べた文章のこと。

自分の感性や感情、想像などに依拠していて、
物事について自分なりの判断、認識、見解、
意見、提案などを含みます。

客観的文書とは、第三者の立場で書いた文章。

事実あるいは真実について客観的に述べた
文章のこと。

事実または真実であることをみんなが
認めるだけの根拠や裏付かが必要です。

簡単に言うと、主観的文書と客観的文章は
「意見と事実」の書き分けということですが、
これを意識して書くことが重要です。

もちろん、主観と客観の両方が入った
「主観客観混合文」もあります。

大切なのは、自分が書こうとする文章が、
どの種類に適しているかを知っておく
ことです。

本書では文章を4タイプに分類しています。

A型 小説・詩歌
 最も主観性の強い文章で、客観的事実を
 事実として書くことはあっても、それは
 重要な部分ではありません。

B型 随筆・紀行・手紙
 主観的部分が優勢ですが、客観的事実の
 部分もある程度入ってきます。

C型 評論・ルポルタージュ
 客観的事実に関する部分が基本にあり、
 それに主観による判断や見方が付け加わります。

D型 ニュース記事・研究論文
 客観的事実が問題とされる文章で、客観性が
 最も強く要求されて、主観性はできるだけ
 抑制しなければいけません。

本書では、実例を多く用いて、文章種類別の
型を学んでいきます。

こんな本は学生時代に読みたかったと
思いましたが、そんな私の気持ちを察してか
巻末には「ビジネスマンの文章心得」も
掲載されていました。

この本から何を活かすか?

読書レポートとは、本を読んで内容を要約
したり、それについての意見や感想などを
述べたりするもの。

本書では、読書レポートの4つの攻略法が
紹介されていました。

  攻略1. 「題名」「目次」を見る
  攻略2. 目次に従って「縮約」を作る
  攻略3. 「縮約」から全体の要約へ
  攻略4. 章や節ごとに自分の意見を文全体へ

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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