活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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齋藤孝の 知の整理力

満足度★★★
付箋数:24

  「本書のテーマにもなっている “知性” ですが、
  いったいどのようなものなのでしょうか。

  私は、 “言葉” こそが知性と考えます。

  ですから、言葉をたくさんストックしており、
  なおかつ、言葉を自在に操れる人が、知的な人
  と言えます。」

齋藤孝さんは、「知性」とは「言葉」であると、
定義しています。

知性がある人は、相手のレベルを瞬時に読み取り、
そのレベルに合わせた「言葉」を使い、
適切で知的なコミュニケーションをとることが
できるのです。

では、知的な人は、普通の人とどこが違うのか?

齋藤さんが指摘するのは、「頭の整理の仕方」。

言葉としてアウトプットするためには、
集めた知識をどのように整理するかが重要です。

整理の方法は、大きく分けて「外的整理」と
「内的整理」の2つがあります。

外的整理とは、自分の頭の外側の記録媒体で
整理する方法です。

書類をファイルに入れてまとめておいたり、
パソコンからデータを取り出しやすいように
整理しておくことが外的整理に当たります。

これは「やらないより、やったほうがマシ」
という程度で、齋藤さんは外的整理を
あまり重視していません。

本書で重点的に解説されるのが、
頭の中を整理する「内的整理」です。

情報過多の時代だからこそ、
内的整理で、どのように情報を整理して、
記憶するかが重要になってくるのです。

齋藤さんは、本書で内的整理をするための
2つの方法を紹介しています。

1つ目は、カオス型整理法。

これは、自分が面白いと思った知識を記憶し、
整理するときの方法です。

自分の中の好奇心のセンサーに反応した
情報を集め、個人的な経験とつなげて、
整理していきます。

自分の経験に引き寄せるので、
生きた知識として記憶されます。

2つ目は、秩序型整理法。

この方法では、すでに体系立っている
知識を記憶し、整理する方法です。

具体的には、本や教科書の「もくじ」を
コピーして、そこに書かれている内容を
メモして情報を整理します。

この方法は「もくじ勉強法」として
紹介されていました。

最初は、紙を使ってそこに書き込むことで、
情報を整理していきますが、最終的には、
そろばんの暗算をするように、頭の中だけで
キーワードを整理することを目指します。

他にも、要約して骨組みだけ記憶したり、
知識を図にしてキャプションをつけて
整理したり、レジュメを作成する方法などが
紹介されていました。

また、本書でページを割いて解説されて
いるのが、知を磨くための「読書」です。

読書は、想像力、要約力、俯瞰力、バランス力、
発想力、つなげる力、時間的空間的視野などの
「知性の基礎力」を養うことができます。

  「本を読むことは読み手が言葉の意味を
  どれだけ捕まえられるかの戦いとも言えます。
  ともすれば、読書は受動的に見えるかも
  しれません。しかし、実際、読書は
   “知的な狩猟” とも言える、能動的な行為
  なのです。」

本書では、知識をインプットする方法、
頭の中の整理法、強化法、プレゼンテーションや
会議でのアウトプット方まで、広く知的生産の
技術を公開しています。

今まで、齋藤さんが他の本で書いてきた内容と
大きくは変わりませんが、「知」に関する
ノウハウが1冊に上手くまとめられています。

この本から何を活かすか?

  「私は、SNSが全盛になったことによる
  知性の鈍り方は、かなり危険なものがあると
  考えています。」

齋藤さんは、SNSが知性を奪うと指摘。

SNSで使われる言葉は、基本的に
「友人とのおじゃべり」レベルなので、
学びの時間にはならないのです。

SNSで時間を消費するよりは、少しでも読書に
時間を使って、偉大な先人の思考をなぞる
ことが推奨されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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