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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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本当は中国で勝っている日本企業

満足度★★★
付箋数:21

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「この本のタイトルは『本当は中国で
  勝っている日本企業』だが、現在、中国で
  成功している日本(日系)企業は、
  皆さんが思っているよりずっと多い。

  なぜ中国で勝っている会社ほど、
  あまり知られていないのか?

  ひとつは中国企業に売ることが増えたから
  である。一般の中国人消費者に売る消費財
  と違い、メディアも企業も、積極的には
  伝えてこなかった。」

日本国内での市場の伸びが限界に近づいた
企業にとって、巨大な人口を抱える中国は、
どうしても押さえておきたい市場です。

しかし、日本企業が中国で成功することは
簡単ではありません。

これまでにも多くの企業が、一度は中国に
進出するものの、日本でのやり方が通用せず、
撤退を余儀なくされてきました。

しかし、日本ではあまり知られていなくても、
中国市場で成功を収めている企業があります。

中国では、どんな日本企業が、どのように
して勝っているのか?

本書は、中国でビジネスを行う日本企業と
現地のビジネスパーソンに丹念に取材を重ね、
中国市場で勝つための秘訣を探った本です。

著者は、ダイエーと中国の合弁会社で
5年間勤務した後、北京大学経済学部に留学し、
そのまま北京で執筆・創作活動を続けている
谷崎光さんです。

谷崎さんの本では、商社時代の中国での
ビジネスの様子をコミカルに描いた
中国てなもんや商社』が大ヒットして、
1998年に松竹で映画化もされました。

谷崎さんは、今年で北京在住17年目。

本書で紹介される日本企業は7社あります。

 第1章 三菱電機
  中国全土にファクトリーオートメーション
  を売れ!
 第2章 富士電機
  スマホ支払い自動販売機で中国大陸を
  制覇する
 第3章 伊勢半
  アジア全域の口コミパワーが爆売れを
  呼んだ
 第4章 キユーピー
  中国人の舌と胃袋をとりこにした
  「味」の秘密
 第5章 良品計画 ユニ・チャーム 名創
  中国人を離さない、
  品質の良さ×デザイン性×マーケティング
 最終章 中国で本当に勝つ方法
  匿名でしか語れない本音のホンネ

個人的に気になったのは、中国で自動販売機の
ビジネスが成立するかです。

自販機の中の現金や商品が盗まれたり、
売上がごまかされることが多かった中国。

しかし、フィンテックが発達することで、
スマホ決済が可能になり、この問題が
解決しました。

現在の中国の自販機には、お金をスマホで
支払える液晶パネルが搭載されています。

この決済方法が可能になってから、
中国での自販機の設置台数は、
劇的に伸びました。

何よりも、このスマホでの支払い方法だと
日本では考えられないリスクも回避できます。

それはニセ札をつかまされるリスクです。

日本では、固定電話から携帯電話を経て、
スマホと段階を踏んで普及しましたが、
中国では地域によっては最初からスマホが
普及しています。

こうした一足飛びで物事が進化する波が、
中国では何度も訪れているようです。

本書では日本で聞く「中国経済崩壊論」
では伝わってこない、中国の実情を
リアルに、かつコミカルに伝えています。

この本から何を活かすか?

中国のマヨネーズ市場は99%はキューピーが
占めています。

キューピーが中国で躍進したのは、中国人の
舌にあった商品を開発したからです。

それはキューピースイートマヨネーズ。

果物に使う酸味を抑えて甘くした味付けの
マヨネーズです。

中国では、果物にこのマヨネーズを
和える食べ方が、大好評を得たようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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