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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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SPRINT 最速仕事術

満足度★★★
付箋数:21

  「 “スプリント” とは、GVが活用している
  プロセスで、アイディアをプロトタイプの
  かたちにすばやく落とし込み、それを顧客と
  テストすることによって、たった5日間で
  重要な問題に答えを出す手法をいう。
  事業戦略やイノベーション、行動科学、
  デザインなどの手法の “ベストヒット” 集を、
  どんなチームにも活用できる段階的プロセス
  にパッケージしたものだ。」

GV(グーグル・ベンチャーズ)とは、
グーグルのベンチャーキャピタル部門から
独立した会社です。

世界で最も活発に成功している
コーポレート・ベンチャーキャピタルの
1つです。

ベンチャーキャピタルでは、巨額の投資を
する前に、そのアイディアが成功するか
否かを、素早く見極めなければなりません。

そこで生み出されたの「スプリント」です。

本書は、GVで使われてる「スプリント」と
呼ばれるテストプロセスを公開します。

著者は「スプリント」の生みの親で、GVの
デザインパートナーのジェイク・ナップさん。

同じくGVのジョン・ゼラツキーさんと
ブレイデン・コウィッツさんの3名です。

スプリントは、「デザイン」を問題解決の
ツールとして活用して、たった5日間で
本当に重要な問題を見極め、それに確実に
答えを出します。

スプリントを始める前に、まず適切な
「課題」と「チーム」を選びます。

次に、スプリントを行うための
「時間」と「場所」を確保します。

それから月曜から金曜までの連続した
5日間のプロセスで答えを出します。

  月曜日 問題を洗い出して、どの重要部分に
      照準を合わせるかを決める。

  火曜日 多くのソリューションを紙に
      スケッチする。

  水曜日 最高のソリューションを選ぶという
      困難な決定を下し、アイディアを
      検証可能な仮説のかたちに変える。

  木曜日 リアルなプロトタイプを完成させる。

  金曜日 ターゲットの顧客でテストする。

このGVで開発された、1週間で結果を出す
プロセスは、他の企業や政府機関でも
導入されています。

グーグル、フェイスブック、マッキンゼー、
エアビーアンドビー、ブルーボトルコーヒー、
ミュンヘン、ヨハネスブルグ、シンガポール、
ウィスコンシン州などが主な利用先です。

本書では、スプリントが活用される場として、
次のような例を挙げています。

  「新規事業の実行可能性を評価したり、
  新しい携帯アプリの初期バージョンを
  つくったり、数百万のユーザーがいる製品を
  改良したり、マーケティング戦略を決定したり、
  医療検査報告書をデザインしたりするのに、
  スプリントを活用している。
  スプリントは次の戦略を練る投資銀行にも、
  自走車をつくるグーグルのチームにも、
  数学の大きな課題にとりくむ高校生にも
  役立っている。」

要するに、ベンチャーキャピタルでなくとも、
世界の誰もが使えるように、スプリントは
開発されているのです。

原題のサブタイトルが「How To Solve
Big Problems and Test New Ideas in
Just Five Days」となっていますが、
本書は、正にその通りの内容です。

翻訳本のため、若干読みにくさはあるもの、
短期間で重要なことを見極めるために、
「デザイン」を使うのは新鮮でした。

この本から何を活かすか?

  「スプリントはケーキづくりに似ている。
  レシピ通りにつくらなければ、大変な
  シロモノができあがるかもしれない。
  砂糖と卵がなければケーキをつくれない
  ように、プロトタイピングとテストなし
  ではスプリントは成功しない。」

本書は巻末にスプリントのチェックリストが
掲載されています。

本文を一度通読したら、このチェックリストを
元にレシピに沿って行うのが良さそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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