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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

満足度★★★★
付箋数:23

著者の金沢優さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

  「 “日本人が英語を話せないのは、日本の
  英語教育が間違っているせいだ” とよく
  言われます。確かにその通りでしょう。
  なぜ何ら、どれだけ学校英語ができた
  ところで、それは “話せる” とは全く関係が
  なかったのですから。たとえ高校四年生が
  あったところで、英語は話せるようには
  なりません。つまり “量” ではなく、
   “やり方” の問題なのです。」

金沢優さんは、ある英会話スクールに出会い、
そこで今までの勉強方法を否定され、
何が間違っていたのかに、気づきました。

そして自分なりにも研究を重ね、
最終的に日本にいながら、英語を話せる
ようになったそうです。

本書は、その金沢さんが英語を話せるように
なった苦労の道程をハウツー本ではなく、
「物語」にして伝える本です。

タイトルや表紙からは、2009年に刊行された
岩崎夏海さんの『もしドラ』っぽい印象を
受けます。

また、小説としても若干、粗削りなところが
あるようにも感じます。

しかし、それらを差し引いても、
私には十分に読む価値がある本でした。

恐らく、今まで英語を勉強してきても、
「なかなか話せるようにならない」という
感覚がある人ほど、納得感が高いと思います。

本書の主人公は、中学校の英語教師、
桜木真穂、28歳です。

彼女は、受験英語やTOEICなどでは点数が
取れるけれども、実際の英会話が苦手という
まさに「英語の勉強がデキても話せない」
日本人の典型。

真穂は、2020年の英語教育の改革にいおて、
中学の英語教師は「授業を英語で行う」
ことが決まって、憂鬱になっていました。

そんなときに、本書のタイトルでもある
「もしも高校四年生があったら、英語を
話せるようになるか」と看板の下に書かれた
古めかしい英会話スクールと出会います。

そのスクールは、「吉原龍子 英会話教室」。

教えているのは、受付兼日本人講師(仮)の
葛城有紀(男性)26歳と、学院長であり、
剣道と柔道の師範代でもある吉原龍子30歳。

この2人のコンビがキャラが立っていて、
物語を非常に面白いものにすると同時に、
日本の英語教育の問題点を明らかにします。

  「いいか? 最後にもう一度ハッキリ言うぞ。
  学校英語で話せるようになるなんて幻想だ!
  ネイティブと話していたら、いつの間にか
  話せるようになるなんていうのも幻想だ!
  話せるようになるには、そのための
  やり方があるんだ! そして私の使命は、
  それを日本人に啓蒙して、明治時代から
  止まっている時を動かすことなんだ!
  もう一度、真の開国をするんだ!
  日本の発展のために! 日本人のために!
  分かったか。この国賊野郎め!」

これは、学院長が真穂に言い放ったセリフ。

学院長は、このようにハイテンションな
キャラで、もう一人の講師の有紀君は
いつも冷静沈着。

このコントラストが物語の魅力でもあります。

ちなみに、このスクールでは、
英語の日本語訳を禁止し、イメージで英語を
捉え、文字を極力使わないという教え方を
しています。

読者は、真穂と同じように、
今までの勉強方法のどこがダメだったのか、
そして、どうすれば英語を話せるように
なるのかが、物語の進行とともに少しずつ
わかっていきます。

今現在、英語を話すことに苦しんでいる方や、
これまで何度もチェレンジして挫折した
経験のある方には、是非、読んで欲しい本です。

この本から何を活かすか?

私は、現在オンライン英会話をやっています。

主人公の真穂もオンライン英会話をやった
経験がありましたが、それだけでは、
英語が話せるようにはなりませんでした。

私が、本書を読んで一番変わったのは、
このオンライン英会話の活用方法です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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