活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

バナナを逆からむいてみたら

満足度★★★
付箋数:21

あなたは、バナナをどちらの方からむきますか?

私は、バナナを果柄の方からむきます。

誰かに教えられた訳ではありませんが、
自然と果柄の方からむく人が多いのでは
ないでしょうか。

  「でも、 “バナナの専門家” であるサルは
  そうではありません。先端からむくのです。
  あなたも試してみてください。
  バナナの先端を両手の指でつまんで、
  左右に引っ張るのです。そうすればすぐに、
   “サル方式” のほうが、はるかにラクな
  ことがわかるでしょう。それと同じことが、
   “人生の悩み” についてもいえます。

  瞑想を実践している私たち仏教僧は、
   “悩みのもと” を取り去る専門家です。
  人生を、通常とは違った方向から見る方法、
  いわば人生の見方の “サル方式” を知って
  いるのです。その方法さえ知っていれば、
  バナナのむき方と同様に、人生をはるかに
  ラクに過ごすことができるでしょう。」

原題『GOOD? BAD? WHO KNOWS!』。

本書は、「瞑想の師」と呼ばれる
仏教僧のアーチャン・ブラームさんによる
人生の視点の変え方を説いた本です。

ブラームさんは、ロンドン生まれ。

ケンブリッジ大学で理論物理学の学位を
取得し、高校で教鞭をとりました。

その後、タイに渡り、高僧のもとで修行し、
仏教について学びます。

それから西オーストラリア州仏教会からの
招きでパースに赴任しました。

ユーモラスで温かな教えが人気を博し、
2004年にはオーストラリアで社会に貢献
した人に贈られるジョン・カーティン賞を
受賞しました。

ブラームさんは、日本ではあまり知られて
いませんが、著書も何冊か刊行していて、
その説法は、動画や音声で無料で見聞き
することができます。

ブラームさんは、本書で32のエピソード
によって、私たちの人生には違った
ものの見方があることを示してくれます。

  「私たちの生活には、 “少し前に何かが
  終わり、次の何かがまだ始まっていない” 
  という時間がけっこうあるものです。
  いわゆる “合間” の時間のことですが、
  えてして、そうした時間は、無駄に過ぎる
  ことが多いのです。(中略)

  残念なことに、私たちの人生の大半は、
  そうした “合間” の時間として過ぎて
  いくのです。
  もし “多くの時間を無駄にしている” と
  一旦気づけば、世の中にはびこっている
  哀しい “暇つぶし時間” は激減する
  ことでしょう。」

今や、ちょっとした空き時間は、
スマホで暇つぶしをしてしまうのが、
一般的になっています。

しかし、その「合間」の時間をどう過ごすか
によって、人生の充実度は違ってくるのです。

単なる暇つぶしの時間になるのか、
あるいは、新しい価値を見出す時間になるのか。

私たちが、その時間をどう使うかで、
どちらの時間にもなり得るのです。

ブラームさんの話は、仏教の説法というほど、
堅苦しいものではなく、気軽に読めます。

しかし、そのエピソードは、示唆に富んでいて、
私たちが持っている怒りや、不安、悩みなどを
軽くする手助けをしてくれます。

この本から何を活かすか?

  「もしあなたがイヌのフンを踏んでしまったら、
  不愉快に思うことなく、ほほえみを浮かべて
  帰宅しましょう。そして、自宅の庭にある
  リンゴの木の下で汚れを落としましょう。」

自宅にリンゴの木がある人は滅多にいませんが、
人生の苦難は、後の人生を豊かで実りある
ものにしてくれるという教えです。

苦難があっても、ありのまま受け入れることで、
後にその経験が、あなたをより賢く、
思いやりのある人にしてくれるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 心に効く本 | 05:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3085-f003768c

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT