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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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カイシャの3バカ

満足度★★★
付箋数:23

  「会社生活では3つの巨大な障害物が
  立ちはだかる。それは、 “会議好き”
   “規則好き”  “数字好き” の3バカである。

  (中略)そこで本書では、とくに多くの
  組織人が苦しめられている障害物を
   “カイシャの3バカ” としてクローズアップし、
  その心理構造と具体的な攻略法を示す
  ことにした。
  ぜひ参考にして、この種の理不尽な圧力を
  跳ね返したり、うまくかわしたりして
  いただきたい。

  だが、そんな組織にも、なかなか跳ね返したり
  かわしたりできない、どうにも強烈なバカが
  いるものだ。そんなときにも、その心理構造が
  わかり、じつはとても可愛そうな人なのだ
  と知れば、怒りや苛立ちも鎮まり、
  冷静な対処ができるようになるはずだ。」

本書の著者は、『「上から目線」の構造
ほめると子どもはダメになる』などの
著作がある心理学の榎本博明さんです。

では、「カイシャの3バカ」の中から、
「会議好きバカ」について見てみましょう。

  ・何かにつけて会議を開きたがる
  ・現場の忙しさを無視して会議を開く
  ・意味のない会議が多い
  ・会議をやたら長引かせる

会社ではこういった事例がよく見られます。

会議好きバカがいると、現場の業務に支障が
出たり、決定までに時間がかかったり、
責任の所在が曖昧だったり、やる気がある人の
モチベーションが下がるなどの弊害があります。

では、「会議好きバカ」の心理メカニズムは
どのようになっているのでしょうか?

少し心理学の専門用語が登場しますが、
榎本さんは次のように解説しています。

  ・どんなムダな会議でも、本人の
   「承認欲求」が満たされる。
  ・欧米は「自己中心の文化」、日本は
   「間柄の文化」。他人に配慮するから
   会議に時間がかかる。
  ・「責任の分散心理」が彼らの中に潜んでうる。
  ・「みんなで決めた」から当事者意識が
   希薄になり、気楽でいられる。
  ・「自分開示のカタルシス効果」を悪用し、
   ガス抜きをさせている。

「会議好きバカ」は、会議が仕事の妨げに
なっているという発想がありません。

不毛な会議ばかりしているクセに、
重要な仕事をしていると思っているので、
非常にたちが悪い。

では、そのような「会議好きバカ」へは、
どのように対処すべきなのでしょうか?

どうやら根本的な解決法はないようですが、
榎本さんが示す対処法は2つあります。

1つ目は、会議中に本来の仕事にかかわる
内職をすること。

ムダな会議だからといって、サボれない
場合もあるので、あらかじめ準備しておいて、
本来の仕事のための頭脳労働の時間に
使うようにします。

2つ目は、やむを得ないとみなされる
サボり方を工夫すること。

取引先との約束をあえて会議のある時間に
入れ、先方の都合でやむを得ず会議を
欠席する形にもっていきます。

また、会議が一定時間を超えたときは、
現場の部下から緊急事態で呼び出して
もらうよう仕込んでおくこともできます。

「規則好きバカ」も「数字好きバカ」も含め
「カイシャの3バカ」は、いずれも自信のない
保身的な小人物かつ、自分好きな人。

その迷惑なところを理詰めで説明して、
改めてもらおうとしても、感情的な反発を
招くだけのようです。

ですから、根本的な解決はできなくても、
3バカの気持ちのケアを心掛けながら、
その弊害を最小限に食い止める工夫を
すべきなのです。

この本から何を活かすか?

本書には3バカ以外にも、多くのバカ事例が
紹介されています。

 「おしゃべりバカ」、「イエスマンバカ」、
 「かわい子ちゃんバカ」、「前例踏襲バカ」、
 「手柄横取りバカ」、「使い分けバカ」・・・。

本書で紹介されるバカは、まさに会社あるある。

こういった指摘があるだけで、なんとなく
読んでいて気持ちが晴れる感じがします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 組織・社内教育・コーチング | 05:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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