活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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スマホ廃人

満足度★★★
付箋数:21

今や、誰もが使うようになったスマートフォン。

社会人でスマホを持っていない人は、
かなりの少数派です。

10代のスマホ普及率は9割を超え、
シニアでも約半数が使うようになりました。

何もなくても、いつも何となくスマホを
いじっている人も多くなっています。

SNSなどのコミュニケーションやゲーム
のみならず、最近ではビジネスでも
スマホ使うシーンが増えてきました。

また、実用的な利用では、家計簿として
使うのはもちろん、子どものしつけや子守も
スマホがこなすようになっています。

生活のあらゆる場面で使う機会が増え、
もはやスマホなしで1日を過ごすことは
できなくなっています。

1日どころか、数時間スマホが手元にないと
イライラする人もいることでしょう。

スマホはあまりに便利すぎて、
私たちの生活で無くてはならない存在に
なっていますが、一方で高い中毒性が
あることも指摘されています。

長時間の使用は身体への悪影響も与え、
生活そのものがスマホに支配されている人も
増えています。

私たちは、このまま無防備にスマホを
使い続けていいのでしょうか?

本書は、豊富な取材でスマホ問題の
最前線を追い、私たちとスマホの付き合い方に、
問題提起をする本です。

著者は、これまでにもネットゲームに
依存する主婦を追った『ネトゲ廃女』などを
書いて話題になったジャーナリストの
石川結貴さん。

今回も各世代のスマホ依存の実態について、
詳しく取材を重ねたルポルタージュに
なっています。

  第1章 子育ての異変
  第2章 スクールカーストとつながり地獄
  第3章 すきま時間を埋めたくなる心理
  第4章 エンドレスに飲み込まれる人々
  第5章 「廃」への道

幼児にスマホを与えると、完全におもちゃ
として、どんどん操作を覚えてしまいます。

「教えていないのに、スマホを使える
ウチの子って、もしかしてスゴイ?」

こう思ってしまうのは、親バカの証拠です。

子育てとスマホの関係については、
本書では、スティーブ・ジョブズさんの
例が紹介されていました。

  「米アップル社を創業したスティーブ・
  ジョブズが、自分の子どもにiPhoneやiPadを
  使わせなかったのは有名な話だ。
  IT業界において “天才” と称された彼だが、
  親としてはアナログを貫き、子どもたちの
  利用を厳しく制限すべきと語っていたという。」

子どものスマホ依存も問題ですが、
個人的には親のスマホ依存の方が、
より深刻だと思います。

大人だから、スマホを使う使わないは、
自分でコントロールできると思っていながら、
実際にはスマホに使われている。

そんな大人も増えているように思えます。

本書では、スマホに没頭してしまい、
無意識のうちに子どもを放置する母親や、
スマホネグレクトの親にも取材し、
その問題点を指摘しています。

基本的に明るい話題のない本です。

しかし、どこに行っても、気持ち悪いぐらい、
全員がスマホ画面を見ている光景もあるので、
こうしたスマホの中毒性を指摘する本が
あってもいいように思いました。

この本から何を活かすか?

あなたは、次の質問にいくつ当てはまりますか?

 1. スマホに心を奪われていると感じる
  ことがある

 2. スマホで充足感を得るために、より多くの
  時間を費やす必要を感じる

 3. スマホの使用時間をコントロールしようと
  何度も努力して、失敗したことがある

 4. スマホの使用をやめようとしたとき、
  落ち着かなかったり、意気消沈したりする

 5. 予定よりも長時間、スマホを使ってしまう

 6. 仕事、学校での人間関係をスマホが原因で
  なくしてしまいそうになったことがある

 7. スマホの使用について親・家族に
  ウソをついたことがある

 8. 現実逃避や不快感から逃れる目的で
  スマホを使うことがある

これは米心理学者キンバリー・ヤングさんの
「ネット依存」を調べる質問項目を、
私がスマホ用に変えて作った質問です。

8つの質問のうち、5つ以上が当てはまれば、
「依存」と言えるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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