活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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図解 2割に集中して結果を出す習慣術 ハンディ版

満足度★★★
付箋数:22

著者の古川武士さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたの周りには、次のような人はいませんか?

 ・いつも他の人より早く帰っているのに、
  きちんと成果を出している。

 ・いつも余裕があるように見えるのに、
  締切や納期をちゃんと守っている。

 ・あまり仕事をやっているように見えないのに、
  いつの間にかやるべきことを仕上げている。

一般の人から見ると、こういう人の
仕事ぶりは、不思議に思えるかもしれません。

このような人の仕事の仕方は、何が違うのか?

  「その人は、仕事の本質を見極め、成果が出る
  ポイントに全力投球し、それ以外の部分は
  上手に力を抜いているのです。」

力が抜けない人は、「完璧主義」に嵌まる
傾向があります。

細部までこだわって、完璧を目指す完璧主義は、
決して悪いものではありません。

特にスポーツ選手や芸術家、職人といた、
1つのことを極めることが求められる職種では、
完璧主義は人を感動させる仕事につながります。

しかし、一般のビジネスパーソンにとって
過剰な完璧主義は、仕事の弊害になることが
少なくありません。

多くのビジネスパーソンは、1つの仕事に
没頭するより、次々とやるべき仕事が舞い込み、
限られた時間の中で、成果を出すことが
求められます。

ビジネスで求められるのは、
完璧主義ではなく、「最善主義」。

最善主義とは、力の入れどころ、抜きどころを
見極めて、より無駄をなくし、限られた時間で
最大の結果を出す働き方です。

完璧主義も最善主義も、その人の性格ではなく、
「思考習慣」だと古川さんは指摘します。

習慣であれば、変えることができるのです。

本書では、33の項目について、完璧主義の人と、
上手に力を抜く人(最善主義の人)を比較します。

 ・完璧主義の人は、がんばること自体に
  美徳を感じている
 ・上手に力を抜く人は、結果が出ることに
  美徳を感じている

 ・完璧主義の人は、無制限にがんばる
 ・上手に力を抜く人は、制限をもうけてがんばる

 ・完璧主義の人は、妥協することを許せない
 ・上手に力を抜く人は、戦略的に妥協して
  最適化する

 ・完璧主義の人は、すべて網羅しようとする
 ・上手に力を抜く人は、結果が出る部分を
  徹底する

 ・完璧主義の人は、自力でがんばり続ける
 ・上手に力を抜く人は、他人の力を
  上手に借りる

このように2つの行動習慣を対比させることで、
完璧主義から最善主義への移行をすすめます。

人類は、楽をすることを考えて、
いろいろなモノを発明し、
これまで進歩を重ねてきました。

ですから、力を抜くことを考えることは、
生産性を上げるためのキーポイントなのです。

本書は2014年11月に刊行された
力の抜きどころ』の内容を抜粋し、
大幅に加筆修正し、ハンディ版にしたものです。

私は、オリジナル版も読んでいますが、
かなり別の本になった印象を受けました。

それは本書が、かなり図解化されたからです。

紹介されている項目数は、減っていません。

しかし、本書では文章での説明を短くし、
その分わかりやすい図を大きく入れています。

大事な2割に集中して、効率よく成果を上げる
最善主義は、本書を改訂する際にも、
活かされたのだと思います。

この本から何を活かすか?

「戦略」にはいろいろな定義があります。

「戦略とは何をやらないかを決めることである」
と言ったのは、ハーバード大学経営大学院教授の
マイケル・ポーターさんでした。

本書で古川さんが伝える最善主義は、
正にこのポーターさんの戦略の定義そのもの。

  「上手に力を抜く人は、限られた時間で
  相手の要望を最大限満たすために、
  時間や人、エネルギーを効率的に使おうと
  します。そのために、戦略的に切り捨てたり、
  諦めたり、ハードルを下げたりと当初の
  予定を柔軟に変えていきます。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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