活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

不動産格差

満足度★★★
付箋数:22

さくら事務所の後藤さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

アベノミクスや2020年の東京オリンピック、
さらにその先ある、人口が減っていく社会。

不動産市場は、今後大きく変化します。

2013年の全国の空き家は820万戸、
空き家率は13.5%と過去最高を更新しました。

2018年には1079万戸、2023年には1404万戸が
空き家になる予測で、全国の空き家率は3割に
向かっていくと考えられています。

あなたのマイホームは大丈夫なのか?
不動産は、いつが買いどきなのか?

本書は、「不動産市場の未来予測」の本です。

本書では、今の不動産市場で何が起きていて、
今後、不動産市場はどうなっていくのか、
そして具体的に将来どうすべきなのかが
解説されています。

著者は個人向け不動産コンサルティングを行う
さくら事務所代表取締役会長の長嶋修さん。

本書は2014年に日本経済新聞社より刊行された
『これから3年 不動産とどう付き合うか』を
最新の不動産市場の動向を踏まえて、
大幅に改訂したものです。

今後、不動産市場で起こるのは「三極化」です。

国内のほとんどの不動産価格は下がり続けます。

価値ゼロないしマイナス価値になる物件も
出てきます。

そんな中で、一部の不動産には上昇の余地が
残されています。

その割合は次の通りです。

 ・価値維持あるいは上昇:10~15%
 ・徐々に価値を下げ続ける:70%
 ・無価値、マイナス価値に向かう:15~20%

これだけの違いがあると、どのタイミングで
どこに不動産を買うかで、天地ほどの格差が
生まれます。

それが本書のタイトルにもなっている
「不動産格差」です。

実は、今後、全国の空き家が増える根本的な
原因は世帯数や人口の減少ではありません。

単純に「新築のつくり過ぎ」が原因。

西欧の多くの国では、10年間の住宅需要や
住宅建設見込みを推計して、住宅政策を
決定しています。

大半の国が世帯数当たりの新築建設の割合を
10%以下に見込んでいます。

これに対して、日本ではこうした目安がなく、
毎年90万戸程度の新築住宅が量産されて
いるようです。

長嶋さんの試算によると、日本の適正な
新築数はおよそ45万戸です。

つまり、新築された住宅数の半分は余剰に
なってしまうのです。

 ・2022年問題で住宅用地の一斉解放
 ・1にも2にも3にも「立地」
 ・災害可能性のある区域が最初に外される
 ・マンションは駅10分以内から7分以内へ
 ・9割のマンションは建て替えできない
 ・良い中古住宅の見分け方
 ・価格交渉の仕方
 ・リフォーム業者の見分け方
 ・具体的な空き家対策

マイホームは一生に一度の買い物となる
場合も多いですから失敗したくありません。

駅から同じ距離の物件あっても、
将来的な不動産価格の明暗が別れます。

まったく未来予測を考慮せず、ローンを
組んでしまうと、大きなババを引いてしまう
可能性があるのです。

本書に書かれていることを知っているのと
知らないのでは大きな違いがあります。

特にこらから不動産の購入を考えている方は、
焦って買う前に、一度、本書に目を通して
おいた方がいいと思います。

この本から何を活かすか?

  「ここまでに紹介してきたデータから
  言えることは、将来の人口動向が厳しい
  エリアにある空き家ほど、 “売るべき” 
  ということです。しかも “早急に” です。
  理由は簡単で、 “今が最も高く売れる
  可能性が高い” からです。
  売り時を待っていても、よほど立地の
  良いところでない限り、価格が上昇する
  見込みは限りなく小さいでしょう。」

親が介護施設に入っている事実上の
空き家など、判断が難しいケースを除き、
「空き家は直ちに売却」が一番オススメ
されている対処法です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| マネー一般 | 06:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3042-ba18fca9

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT