活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

DREAM WORKPLACE(ドリーム・ワークプレイス)

満足度★★★★
付箋数:24

  「世界で一番働きたいと思う組織の設計を、
  あなたが求められたと想像してみよう。
  その組織は、有能な人材を引きつけて
  留まらせる灯台のようなところだろう。
  つまり、社員と会社そのものから一番良い
  ところを引き出す場となる組織だ。
  どんな会社だろうか?
  それをどうやって築き、維持するのだろうか?」

本書は、世界で一番働きたいと思って
もらえる組織を、どうやってつくるかを
テーマにした本です。

著者は、組織行動学が専門のお二人。

ロンドン・ビジネススクール名誉教授の
ロブ・ゴーフィーさんとIEビジネススクール
客員教授のガレス・ジョーンズさんです。

前著『なぜ、あなたがリーダーなのか?
もお二人の共著でした。

ちなみに前著の元になった論文、
「共感のリーダーシップ」はマッキンゼー賞
(ハーバード・ビジネス・レビュー最優秀
論文賞)を受賞しています。

  「本書では、現在と未来の組織が、
  どんな可能性を秘めているか、
  臆せずどんどん見ていくことにする。
  私たちは “『世界で最高の職場』とは
  どんなところだろうか?”と いう問いの
  答えを探している。弁明はしないが、
  実は本書で挙げた組織の中で、
  この最高の状態に完全に達したところは
  ひとつもない。
  それでも私たちがそれらの組織を調べ、
  取り上げたのには理由がある。
  新たな状況の課題に対して何らかの形で
  敏感であり、 “夢(DREAMS)” の組織の
  原則の少なくともひとつ以上の達成に
  向けて努力していると思ったからだ。」

お二人が理想の職場を求めて行った調査では、
6つの原則が浮かび上がってきました。

その原則の頭文字を取ったのが「DREAMS」。

 D:違い(Difference)
  ありのままでいられる場所、他者とは違う
  自分のあり方や物の見方を表現できる場所
  で働きたい

 R:徹底的に正直であること(Radicaly honesty)
  今実際に起こっていることを知りたい

 E:特別な価値(Extra value)
  私の強みを大きく伸ばしてくれて、
  私自身と私個人の成長に特別な価値を
  付加してくれる組織で働きたい

 A:本物であること(Authenticity)
  誇りに思える組織、良いと思えることを
  本当に支持しているような組織で働きたい

 M:意義(Meaning)
  毎日の仕事を意義あるものにしたい

 S:シンプルなルール(Simple rules)
  バカげたルールや、一部の人だけに適用
  されて他の人には当てはまらないような
  ルールに邪魔されたくない

この6つの原則は組織の従来の組織慣行に
逆らうものが多く、実践することは
容易ではありません。

原則同士がトレードオフになっている
項目さえあります。

だとしても、これからの時代に組織が
生き残っていくためには、選ばれる職場を
作っていくことは最大の経営課題なのです。

ところで、「世界で最高の職場」は
一体、誰が主体となって作るのか?

  「言うまでもなく、最終的にその責任を
  背負わなければならないのは、組織のトップの
  リーダーたちだ。しかし、夢(DREAMS)の
  組織をつくるには、あらゆる職務レベルの
  社員が関わらなければならないのも、
  同じくらい明らかだ。」

つまり、これから就職する人が、単に条件の
いい組織を選ぼうとしても、理想の職場には
ならないということです。

たとえ新入社員であっても、自分が最高の
組織を作るという気概を持って働くことが、
理想の職場を作ることにつながるのです。

この本から何を活かすか?

組織が「本物であること(Authenticity)」
は、6つの原則すべてを貫く概念です。

この概念を理解するための3つの指標があります。

 1. 企業のアイデンティティが一貫して
  その歴史に根差している

 2. 社員が、企業が支持する価値観を行動で
  示している

 3. 企業のリーダー自身が本物である

本書では、多くの実例を挙げて「本物」である
ことの重要性を解説しています。

その中でも、世界一のエアコンメーカー、
格力電器の女性経営者、董明珠さんの例は
なかなか真似できるものではないと思いました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 組織・社内教育・コーチング | 06:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/3030-eef7d6fd

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT